後天性

脳・神経

コミュニケーションの困難:失語症を理解する

- 失語症とは失語症は、脳卒中や頭部外傷などによって脳の一部が損傷を受けることで起こる、コミュニケーションに障害が生じる病気です。 話す、聞く、読む、書くといった、人間が言葉を用いるために必要な様々な機能に影響が現れます。 症状は人によって異なり、特定の機能だけが損なわれることもあれば、複数の機能に障害が出ることもあります。重要なのは、失語症は知能や思考能力の低下とは関係がないということです。 失語症の患者さんは、思考力や感情は損なわれていません。 しかし、 頭の中で考えていることや感じていることを言葉で表現したり、相手の言っていることを理解することが難しくなります。 たとえるなら、外国語を話すことを想像してみてください。 まだ慣れない外国語を話すとき、伝えたいことがうまく言えなかったり、相手の言っていることが理解できなかったりすることがありますよね。 失語症の患者さんは、まるで母国語が外国語になってしまったかのように感じることがあるのです。
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