子宮頚がん

検査

SCC抗原:扁平上皮がんを見つける手がかり

- SCC抗原とはSCC抗原は、子宮頸部扁平上皮がんの細胞から発見されたタンパク質の一種です。がん細胞は、正常な細胞とは異なるタンパク質を作る場合があり、SCC抗原もその一つです。このタンパク質は、子宮頸部の扁平上皮がんになると、血液中に多く放出されるという特徴があります。血液検査でこのSCC抗原の量を調べることで、子宮頸部扁平上皮がんの診断や治療効果の判定、経過観察などを行うことができます。このような、がん細胞が作り出す物質で、血液検査などで測定できるものを腫瘍マーカーと呼びます。SCC抗原は、子宮頸部扁平上皮がんの腫瘍マーカーとして重要な役割を担っています。ただし、SCC抗原は子宮頸部扁平上皮がん以外の病気でも、量がわずかに増えることがあります。そのため、SCC抗原の値が上昇していたとしても、必ずしも子宮頸部扁平上皮がんであると断定できるわけではありません。他の検査結果と合わせて総合的に判断する必要があります。SCC抗原は、子宮頸部扁平上皮がんの早期発見や治療効果の判定、再発の兆候を捉えるための重要な指標となります。定期的な検査を受けることで、早期発見・早期治療に繋げることが期待できます。
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