妊娠初期:小さな命の大きな変化
妊娠初期とは、妊娠0週0日から15週6日までの約3ヶ月間を指します。この時期は、受精卵がお母さんのお腹に宿ってから、赤ちゃんがおだやかに成長していくための大切な準備期間にあたります。
妊娠初期は、お母さん自身の体にも大きな変化が訪れます。ホルモンバランスが大きく変化することで、つわりや眠気、頻尿、便秘、乳房の張りなど、様々な症状が現れることがあります。これらの症状は、赤ちゃんがお腹の中で成長するために必要な変化によるものであり、ほとんどの場合は心配ありません。ただし、症状の程度には個人差があり、日常生活に支障が出るほどのつらい症状が現れる場合もあります。その際は、我慢せずに医師に相談するようにしましょう。
この時期はお母さん自身も妊娠したという実感がわきにくく、周囲にも妊娠を気づかれない場合がほとんどです。しかし、妊娠初期は赤ちゃんにとって非常に大切な時期であることを理解し、バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけ、心身ともに健康な状態を保つように努めましょう。