大腸検査

検査

アインラーフ:注腸造影検査とは

- アインラーフの概要アインラーフとは、ドイツ語で「導入」を意味する言葉ですが、医学の分野では「注腸造影検査」のことを指します。これは、肛門からバリウムという白い液体状の造影剤を注入し、X線を使って大腸の内部を撮影する検査です。 検査では、まず検査台の上に横になります。医師は肛門から管を挿入し、そこからゆっくりとバリウムを注入します。バリウムは大腸全体に行き渡るように、検査台を傾けたり体位を変えたりしながら調整します。バリウムが腸全体に行き渡ると、X線撮影を行います。撮影中は息を止めたり、お腹を膨らませたりするよう指示がありますので、医師や技師の指示に従ってください。アインラーフは、大腸がん、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、クローン病など、様々な大腸の病気の診断に役立ちます。検査によって、腸の炎症や潰瘍、腫瘍の有無、腸の狭窄や通過障害の有無などを確認することができます。また、他の検査で異常が見つかった場合に、より詳しく調べるためにも行われます。検査自体は痛みを伴うことはほとんどありませんが、バリウム注入時や腸が膨らむ際に軽い腹痛や便意を感じる場合があります。検査後、バリウムを排出するために下剤が処方されることがあります。また、バリウムが腸内に残ると便秘の原因になることがあるため、水分を多めに摂るようにしてください。
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