外科的処置

泌尿器

膀胱瘻:尿道を使わない排尿法

- 膀胱瘻とは? 膀胱瘻とは、尿が通常通りに体外へ排出できない場合に、お腹に小さな開口部(ストーマ)を作り、そこから尿を体外へ排出するための医療処置です。 通常、尿は腎臓で作られ、尿管を通って膀胱に運ばれ、膀胱に貯められます。そして、膀胱がいっぱいになると尿道を通って体外へ排出されます。 しかし、尿道が狭くなったり詰まったり、あるいは膀胱や尿道に病気や障害がある場合、尿道を通って尿を排出することが困難になります。このような場合に、膀胱瘻の手術が行われます。 膀胱瘻の手術では、お腹に小さな開口部を作り、その開口部に膀胱の一部を繋ぎ合わせます。 そして、その開口部に専用のカテーテルと呼ばれる細い管を挿入し、尿を体外へ排出します。カテーテルの先には、尿を貯めるための袋(尿路ストーマ装具)が接続されており、尿はこの袋に溜められます。 膀胱瘻は、尿道を通って尿を排出することが困難な場合に、生活の質を改善するための有効な方法となりえます。
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