地域医療の要:総合病院とは?
私たちの街でよく見かける「総合病院」という言葉。これは、地域の人々が安心して医療を受けられるように、様々な病気や怪我に対応できる病院のことを指します。
かつては、病院の規模や診療科の種類によって法律で「総合病院」と定められていました。しかし、時代の変化とともに医療体制も多様化し、現在では明確な法的定義はなくなりました。
それでも、多くの病院が「〇〇総合病院」という名前を掲げていることからも分かるように、総合病院は地域医療において重要な役割を担い続けています。
では、総合病院は具体的にどのような病院なのでしょうか?
一般的に、総合病院は内科や外科といった基本的な診療科に加えて、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科など、より専門性の高い診療科も複数備えています。そのため、風邪や怪我などの一般的な症状から、専門的な治療が必要な病気まで、幅広く対応することができます。
また、総合病院は大規模な病院であることが多く、多くの医師や看護師が働いています。そのため、入院が必要な患者さんに対しても、手厚い医療を提供することができます。
さらに、総合病院は24時間体制で救急患者を受け入れる「救急病院」としての役割も担っています。急な病気や怪我の場合でも、安心して受診することができます。