圧痛点

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急性虫垂炎の診断:キュンメル点とは

お腹の痛みは、誰もが経験するありふれた症状です。食べ過ぎや消化不良など、一時的なものから、虫垂炎や胆嚢炎といった緊急を要する病気まで、その原因は実に様々です。そのため、医療従事者は、患者さんからお腹の痛みの訴えがあった場合、その場所や痛みの性質、いつから痛むのかなどを詳しく聞き取り、身体診察を行います。 身体診察において重要な役割を果たすのが、圧痛点の確認です。圧痛点とは、お腹を押したときに、他の場所に比べて特に痛みを感じる場所のことです。この圧痛点は、病気の種類によって現れる場所が異なります。例えば、おへその右側が痛む場合は虫垂炎、みぞおちの右側が痛む場合は胆嚢炎などが疑われます。また、痛みの強さも重要な判断材料となります。軽く押しただけで強い痛みを感じる場合は、腹膜炎など、緊急性の高い病気が隠れている可能性があります。 このように、お腹の痛みと一口に言っても、その原因は様々であり、圧痛点は痛みの原因を探る上で重要な手がかりとなります。自己判断は危険ですので、お腹の痛みが続く場合は、医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けるようにしましょう。
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急性虫垂炎の診断:モンロー点

お腹の痛みは、日常生活で誰もが経験するありふれた症状です。食べ過ぎや消化不良、風邪によるものなど、その原因は実に様々です。多くの場合、お腹の痛みは一時的なもので自然と治まりますが、中には緊急の治療が必要な深刻な病気が隠れていることもあります。そのため、お腹の痛みを感じた際には、その種類や痛む場所、症状の出方など、痛みに関する情報を詳しく確認することが重要です。 お腹の痛みの中でも、右下腹部に見られる痛みは特に注意が必要です。右下腹部には、盲腸の先端にある虫垂という器官が存在します。この虫垂に炎症が起こる病気を急性虫垂炎、一般的には「盲腸」と呼びますが、右下腹部に激しい痛みが生じることが特徴です。初期はみぞおちのあたりが痛むこともありますが、時間の経過とともに痛みが右下腹部へと移動していきます。また、吐き気や嘔吐、発熱、食欲不振などを伴うこともあります。 もちろん、右下腹部の痛みが必ずしも急性虫垂炎を示唆するわけではありません。しかし、急性虫垂炎は放置すると命に関わる危険性もある病気です。そのため、少しでも気になる症状があれば、自己判断せず、医療機関を受診し、医師の診断を受けるようにしましょう。
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マクバーニー圧痛点:虫垂炎のサイン?

皆さんは、お腹の右側、特に下の方が痛くなった経験はありませんか?多くの人が経験する、ありふれた症状の一つと言えるでしょう。 食べ過ぎや消化不良など、一時的な原因で起こることも多く、深刻な病気ではない場合がほとんどです。少し休めば、自然と痛みが引いていくことも珍しくありません。 しかし、同じ場所に繰り返し痛みが出たり、痛みが強くなったりする場合には注意が必要です。特に、お腹の右下には、虫垂という臓器があります。この虫垂に炎症が起こると、いわゆる「盲腸」と呼ばれる状態になり、激痛を引き起こすことがあります。 お腹の右下の痛みと関連の深いポイントの一つに、「マクバーニー圧痛点」というものがあります。これは、おへそと骨盤の高い部分を結んだ線上で、おへそから三分の一ほど外側の部分にあたります。この部分を指でゆっくりと押したときに、強い痛みを感じるか、指を離したときに痛みが強くなる場合は、虫垂炎の可能性があります。 もちろん、お腹の痛みの原因は様々であり、自己判断は危険です。痛みが続く場合には、医療機関を受診し、医師の診察を受けるようにしましょう。
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