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救急

怪我の応急処置に必須!アルミ副子の役割と使い方

- アルミ副子とはアルミ副子とは、骨折や捻挫といった怪我をした際に、損傷部分を固定し、安静を保つために使用する医療用具です。薄いアルミニウムの板に、クッションとなるウレタンフォームが貼り合わされているものが一般的です。アルミ副子の最大の特徴は、その軽さと丈夫さにあります。 アルミニウムは軽量であると同時に、外部からの力にも強く、変形しにくいという特性を持っています。そのため、患部をしっかりと固定することができます。また、ウレタンフォームがクッションの役割を果たすことで、患部への負担を軽減し、痛みをやわらげる効果も期待できます。アルミ副子は、様々な形状とサイズがあり、患部や症状に合わせて選択します。指のような小さな部位に使用するものから、腕や脚全体を固定するものまで、多岐にわたります。「アルフェンス」や「アルミスプリント」といった名称を耳にすることがありますが、これらは特定のメーカーの商品名です。 一般的には「アルミ副子」と呼ばれます。アルミ副子は、医療機関だけでなく、スポーツ現場や災害現場など、様々な場面で使用されています。適切な使用方法を理解しておくことで、怪我の悪化を防ぎ、回復を早めることに繋がります。
外科

骨折治療の革新:髄内釘固定法とその利点

- 骨折治療における髄内釘の役割骨が折れてしまった場合、その治療には、骨片を適切な位置に固定し、動かないようにすることが非常に重要です。この固定を確実に行うことで、骨は再びつながり、もとの状態へと回復していきます。 従来、骨折の治療といえば、ギプス固定が一般的でした。しかし近年、髄内釘を用いた治療法が注目を集めています。髄内釘とは、金属で作られた棒状のインプラントのことで、骨折した骨の髄腔と呼ばれる空洞部分に挿入し、骨を内側から固定します。髄内釘を用いることで、従来のギプス固定と比べて、多くの利点があります。まず、ギプスのように体の一部を大きく固定する必要がないため、患者さんの負担を大きく軽減することができます。自由に体を動かすことができるようになるため、日常生活への復帰を早めることが期待できます。また、骨を安定的に固定することで、骨癒合が促進され、早期の回復も見込めます。もちろん、全ての骨折に対して髄内釘が適応となるわけではありません。骨折の種類や程度、患者さんの状態などを総合的に判断し、最適な治療法が選択されます。しかし、従来の治療法と比べて多くの利点を持つ髄内釘は、骨折治療において重要な役割を担っていると言えるでしょう。
外科

骨折治療の定番:キャストとは?

骨は身体を支える重要な組織ですが、強い衝撃や Belastung によって、その連続性が完全に、あるいは部分的に断たれてしまうことがあります。これが骨折と呼ばれる状態で、日常生活でしばしば遭遇する外傷の一つです。転倒やスポーツ中の事故など、骨折の原因は様々ですが、骨折が疑われる場合には、速やかに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが非常に重要となります。 骨折の治療において、重要な役割を担うのが患部を固定する装具であるキャストです。骨折した骨は、その部位や程度にもよりますが、多くの場合、自然に癒合する力を備えています。しかし、骨折した骨を適切に固定せずに放置すると、骨片が本来の位置からずれてしまい、痛みや変形の原因となるばかりか、骨が正しく癒合しない「偽関節」などを引き起こしてしまう可能性があります。 そこで、骨折の治療では、ギプスとも呼ばれるキャストを用いて患部をしっかりと固定し、骨片を正しい位置に保つことで、骨の癒合を促します。また、キャストを装着することで、骨折部位への外部からの衝撃を和らげ、痛みを軽減する効果も期待できます。さらに、患部を安静な状態に保つことで、骨折部の腫れや炎症を抑え、治癒を促進することができます。骨折の種類や程度、患者の年齢や健康状態などを考慮しながら、適切な治療法が選択されます。
外科

ギプスシーネ:骨折や捻挫の固定に活躍する副木の役割

- ギプスシーネとは 骨折や捻挫といった怪我をしてしまった際に、損傷した部分を固定するために用いる医療用の添え木を、ギプスシーネと呼びます。 これは、ドイツ語で石膏を意味する「ギプス」と、副木を意味する「シーネ」を組み合わせた言葉です。 その名の通り、石膏を染み込ませた包帯を硬化させて作られます。 ギプスシーネは、患部全体を覆ってしまうギプス包帯とは異なり、半分程度だけを覆うように作られます。 そのため、ギプス包帯と比較して通気性が良く、むくみが引いてきた時や入浴時など、必要に応じて取り外しが可能という利点があります。 ただし、医師の指示なく勝手に取り外してしまうと、患部の状態が悪化したり、回復が遅れたりする可能性がありますので、注意が必要です。
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