原発性不妊

産婦人科

原発性不妊症とは?

妊娠できない状態が続くと、不妊症と診断されますが、その中でも、一度も妊娠を経験したことがない場合を原発性不妊症と呼びます。これは、性交渉の経験があり、かつ避妊をしていないにもかかわらず、一定期間以上妊娠に至らない状況を指します。 では、具体的にどれくらいの期間、妊娠しなければ原発性不妊症と診断されるのでしょうか。一般的には、夫婦生活を1年以上継続していても妊娠に至らない場合に、不妊症の検査を受けることが推奨されています。これは、健康な男女が性交渉を持った場合、1年間で約8割が妊娠に至るとされているためです。しかし、年齢やその他の要因によって、検査を始める時期は個別に対応する必要があります。例えば、女性の年齢が35歳以上の場合や、生理不順、過去の病気など、妊娠しにくい要素を持っている場合は、1年待たずに早めに医療機関を受診することが推奨されます。
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