静かなる脅威:卵巣がんについて
- 卵巣がんとは卵巣がんは、女性の体の中で卵子を作り出す臓器である卵巣にできるがんです。卵巣は子宮の左右に一つずつ、全部で二つあり、妊娠に深く関わる女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)を分泌するなど、重要な役割を担っています。
卵巣がんは、卵巣の表面を覆う組織や、卵子のもとになる細胞など、卵巣の中の様々な組織から発生する可能性があります。そして、がん細胞が増殖すると、周囲の臓器である子宮、膀胱、直腸などに広がっていくことがあります。さらに進行すると、リンパ節や血液の流れに乗って、肺や肝臓などの離れた臓器に転移することもあります。
卵巣がんは初期段階では自覚症状が現れにくいという特徴があり、早期発見が難しいがんです。そのため、定期的な婦人科検診などを通じて、早期発見・早期治療に努めることが重要です。