医療用語

脳・神経

医療現場の略語:ニューロって何?

病院で働いている人や医療ドラマをよく見る人なら、「ニューロ」という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんね。これは「神経」を意味する「ニューロン」を省略した言葉で、医療現場ではよく使われています。 このように、医療現場では、専門用語を省略したり、別の言葉に置き換えたりすることがよくあります。例えば、「バイタル」は「バイタルサイン」を省略した言葉で、脈拍、体温、血圧など、生命に関わる重要な兆候のことを指します。また、「サチュレーション」は「経皮的動脈血酸素飽和度」のことで、血液中の酸素の濃度を表す指標です。 これらの言葉は、医療従事者同士がスムーズにコミュニケーションを取るために欠かせないものです。しかし、患者さんにとっては馴染みのない言葉であるため、医師や看護師は、患者さんに分かりやすく説明する必要があります。難しい言葉を使うのではなく、分かりやすい言葉に置き換えたり、図やイラストを使ったりするなど、工夫が必要です。 医療ドラマを楽しむ際には、登場人物がどのような医療用語を使っているのかに注目してみると、よりドラマの世界観に浸ることができるかもしれません。
その他

医療現場の専門用語:リハの意味とは?

私たちが日頃、何気なく口にしている言葉の中には、医療現場で使用すると全く違う意味として解釈されてしまうものが少なくありません。例えば、皆さんは「リハ」という言葉を聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?多くの人は、演劇や音楽の練習を意味する「リハーサル」を思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、病院で働く医師や看護師、理学療法士などの医療従事者にとって、「リハ」は「リハビリテーション」を意味する専門用語なのです。 このように、同じ言葉でも、使用する場面や人によって意味が異なる場合があります。特に、医療現場では、専門用語が多く使われており、患者さんにとって分かりにくい言葉も少なくありません。医療従事者は、患者さんに分かりやすく説明するために、専門用語を避けて、日常生活で使う言葉に置き換えることが重要です。 また、患者さん側も、医師や看護師の説明で分からない言葉があれば、遠慮せずに質問することが大切です。お互いにコミュニケーションを密にすることで、誤解を防ぎ、より良い医療を提供することができます。
目・眼科

医療現場で使われるドイツ語?アウゲって何?

病院に行くと、医師や看護師が普段使い慣れない言葉を使うことがよくあります。診察室で飛び交う言葉や、カルテに書かれている記号や略語の意味が分からず、不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 これらの医療現場で使われる専門用語は、医師や看護師が患者さんの症状や治療方針について、正確かつスムーズに情報を共有するために欠かせません。例えば、患者さんの状態を伝える際に、「少し気分が悪い」という曖昧な表現ではなく、「悪心がある」という具体的な医学用語を用いることで、他の医療従事者にも症状の程度や種類が明確に伝わります。 また、カルテに記載する際には、限られたスペースに多くの情報を詰め込む必要があり、記録の効率化のために略語が頻繁に使われます。さらに、カルテは個人情報のかたまりであるため、患者さんのプライバシーを守る上でも、専門用語や略語を使うことは重要です。 しかし、医療従事者にとって当たり前の専門用語であっても、患者さんにとっては分かりにくいものです。もし、医師や看護師の説明で分からない言葉があれば、遠慮せずに質問するようにしましょう。
外科

意外と知らない?医療用語「オルト」の意味

病院で働いていると、医師や看護師が専門用語を話すのを耳にすることがあるでしょう。医療現場では、正確に情報を伝えるために、そして迅速に動くために、様々な略語が使われています。これらの略語は、医療従事者にとっては日常的なものですが、患者さんやそのご家族にとっては分かりにくいものもあるかもしれません。 例えば、よく耳にする「オペ」という言葉は、「手術(operation)」を短くしたものです。手術室に入ることを「オペに入る」、手術後であることを「オペ後」のように使われます。また、「バイタル」は「生命兆候(vital signs)」を意味し、脈拍、体温、血圧、呼吸など、生命の維持に不可欠な体の状態を表しています。「バイタルが安定している」といえば、これらの数値に大きな変動がなく、容体が安定していることを示します。 医療現場で使われる略語は、医療従事者間のコミュニケーションを円滑にするために重要な役割を果たしています。しかし、患者さんにとっては、それが何を意味するのか理解できないこともあるでしょう。もし、医師や看護師が使う言葉で分からないことがあれば、遠慮なく尋ねてみてください。医療従事者は、患者さんが安心して治療を受けられるよう、分かりやすい言葉で説明する義務があります。
看護技術

医療現場の用語:ナートって?

病院で働く人たちは、患者さんを治療するために、普段の生活ではあまり聞かない専門的な言葉をたくさん使います。 これらの言葉は、医師や看護師がお互いに正しく情報を伝え合い、誤解なく治療を進めるためにとても大切です。 例えば、「エンチ」という言葉を聞けば、多くの人が注射を思い浮かべるでしょう。また、「ドリップ」と聞けば、点滴のことを想像する人も多いのではないでしょうか。このように、医療現場では、一般の人にも広く知られている言葉もあれば、医療関係者しか知らない言葉もたくさんあります。これらの専門用語は、医療従事者にとっては、正確で効率的なコミュニケーションをとるための共通言語と言えるでしょう。 しかし、医療現場以外の人にとって、これらの言葉は難解で理解しづらいものです。患者さんの中には、医師や看護師の説明に使われた専門用語が分からず、治療内容を十分に理解できないまま不安を抱えてしまう方もいるかもしれません。 医療従事者は、患者さんとの信頼関係を築き、安心して治療を受けていただけるよう、専門用語を分かりやすく説明するよう心がける必要があります。
検査

カルテ用語「s/o」って何?

医療現場では、患者さんの状態や治療方針などを記録するカルテや、医師同士の会話の中で、様々な略語が日常的に使われています。これは、医療従事者たちが限られた時間の中で、簡潔かつ正確に情報を伝達するために非常に重要な役割を果たしています。 例えば、患者さんの状態を表す「意識レベル」を示す場合、「JCS(ジャパン・コーマ・スケール)」と呼ばれる指標を用い、数字と記号を組み合わせて表現します。意識がはっきりしている状態は「JCS 0」、意識障害が重い場合は「JCS Ⅲ-300」のように表現します。このように、略語を用いることで、患者さんの状態を簡潔に共有することができます。 しかし、その反面、医療従事者以外の人にとっては、これらの略語は暗号のように感じられ、理解が難しいものとなっています。カルテに書かれた内容や、医師の会話の内容が分からず、不安を感じてしまう患者さんも少なくありません。 医療現場では、患者さんにとって分かりやすい言葉で説明することが重要視されています。そのため、近年では、患者さんと接する際には、できるだけ略語を使わずに説明するよう努める医療機関も増えています。患者さんも、分からない言葉があれば、遠慮なく質問することで、安心して治療を受けることができるでしょう。
血液

臨床現場の隠語?!ハーベーって何?

病院で働いていると、「ハーベー測ってきて」や「ハーベーの数値どうだった?」といった会話を耳にすることがあるかもしれません。この「ハーベー」は一体何を指すのでしょうか?日常会話では聞き慣れない言葉ですが、実は医療現場ではよく使われている言葉なのです。 「ハーベー」は、正式には「ヘモグロビンA1c」と呼ばれる検査値の略称です。 ヘモグロビンA1cは、過去1~2ヶ月の平均的な血糖値を反映する指標であり、糖尿病の診断や治療効果の判定に非常に重要な役割を担っています。 健康な人の場合、ヘモグロビンA1cの値は一定の範囲内に収まりますが、糖尿病の人は血糖値が高くなるため、ヘモグロビンA1cの値も高くなります。そのため、医療現場では「ハーベー測ってきて」という指示が、患者さんの血糖コントロール状態を把握するために行われるのです。 患者さんとのコミュニケーションを円滑にするためには、専門用語を避けて分かりやすい言葉を使うことが重要です。しかし、医療現場では、簡潔に指示を出したり、情報を共有したりするために、専門用語や略語が頻繁に使われます。今回の「ハーベー」のように、一見分かりにくい言葉であっても、それが何を意味するのか、なぜ使われるのかを理解することで、医療現場でのコミュニケーションをよりスムーズに行うことができるでしょう。

医療現場で使われる「sol」って?

「sol」という単語を見かけたことがあるでしょうか。これは、医療現場で使われる略語で、「溶液」のことを指します。 「溶液」とは、2種類以上の物質が均一に混ざり合った液体のことです。例えば、砂糖を水に溶かすと砂糖水になりますが、これも溶液の一種です。 医療現場では、様々な薬剤や栄養剤などが溶液の状態で使用されます。例えば、点滴によって体内に投与する薬剤や、傷口を消毒するための消毒液などが挙げられます。 「sol」は、英語で溶液を意味する「Solution」を省略した形です。医療現場では、カルテや指示書などで限られたスペースに多くの情報を記載する必要があるため、このように単語を省略することがよくあります。 例えば、病院でよく使用される「生理食塩水」は、「生理食塩水sol」のように表記されることがあります。これは、「生理食塩水という溶液」という意味になります。 このように、「sol」は医療従事者間で円滑なコミュニケーションを図る上で欠かせない略語の一つなのです。
その他

カルテ用語解説: s/oって何?

病院で診察を受けると、医師や看護師はあなたの症状や治療経過などを記録するためにカルテを書きます。このカルテ、実は患者さん自身が見てもいいものだと知っていましたか? カルテにはあなたの大切な健康情報が詰まっているため、内容を理解することはとても重要です。しかし、いざ見てみると、聞き慣れない記号やアルファベットの羅列に戸惑ってしまうかもしれません。 カルテには、医療現場だけで通じる独特な用語や略語が使われています。これは、医師や看護師が短時間で効率的に情報を共有するためです。しかし、患者さんにとっては「暗号みたいで全然わからない…」と感じてしまうのも無理はありません。そこで今回は、カルテによく書かれている記号の中から「s/o」について詳しく解説していきます。 「s/o」は、「suspect of」を省略した言葉で、「〜の疑いがある」という意味です。例えば、「s/o 感染症」と書かれていれば、「感染症の疑いがある」と判断されます。カルテに「s/o」と書かれている場合は、まだ確定診断ではないということを覚えておきましょう。医師は、さらに詳しい検査や診察を通して、本当にその疑いがあるのかどうかを判断していきます。 カルテは患者さん自身の体のことについて書かれた大切な記録です。もし、わからないことや気になることがあれば、遠慮なく医師や看護師に質問してみましょう。
看護技術

診療記録の簡略表記:NCの意味とは?

病院では、患者さんの状態や治療の経過を記録するために、カルテや看護記録が使われます。その記録には、様々な専門用語や略語が使われており、医療関係者たちはそれらを共通の言葉として使っています。 その中でも「NC」は、カルテや看護記録で頻繁に目にする略語の一つです。「NC」は英語の "No Change" の略で、日本語では「変化なし」という意味になります。これは、患者の状態や検査結果などに変化がない場合に用いられます。 例えば、患者の体温が昨日と変わらず36.5度のままであれば、「体温36.5℃ NC」といったように記録されます。 この「NC」は、一見簡潔で便利な表現ですが、医療現場では使い方に注意が必要です。 なぜなら、「変化なし」と判断する基準は、医療従事者によって異なる可能性があるからです。 例えば、患者の呼吸状態について、「呼吸数18回/分 NC」と記録されていたとします。しかし、この患者が慢性呼吸器疾患を患っていた場合、18回/分という呼吸数は正常範囲内であっても、病状によっては注意が必要な場合があります。 このように、「NC」はあくまでも簡略な表現であるため、重要な変化を見逃さないためには、数値や状態を具体的に記録することが大切です。また、少しでも異常を感じたら、自己判断せずに、必ず医師や看護師に報告することが重要です。

カルテや処方箋の「do」ってなに?

病院やクリニックにかかると、医師が書いた処方箋やカルテをもらうことがありますね。これらの書類をよく見ると、数字やアルファベット、記号などが書かれていることに気がつくでしょう。医療従事者たちは、これらの文字や記号を使って、患者さんの症状や治療内容などを記録したり、薬の処方を指示したりしています。 これらの記号の中には、私たち一般の人にはあまり馴染みのないものも少なくありません。その一つに、「do」という記号があります。これは一体どんな意味を持つのでしょうか? 「do」は、ラテン語で「与える」という意味の「dare」を省略した言葉です。つまり、「do」と書かれた薬は、「患者さんに与える薬」ということになります。 処方箋には、「1日3回、食後に服用」といった薬の服用方法が指示されていることがあります。この服用方法を示す指示の後に「do」と記されている場合は、「その服用方法で与える量」という意味になります。例えば、「1回2錠、1日3回、食後に服用 do 14日分」と書かれていれば、「1回2錠を1日3回、食後に服用する量を14日分与える」という意味になります。 このように、「do」は、医療現場において、薬の量や服用方法を正しく伝えるために使われる、大切な記号なのです。

医療現場で使われる略語:モヒ

病院で放映されているテレビドラマを何気なく見ていると、医師や看護師が緊迫した状況下で「モヒの準備を!」と指示を出す場面を目にすることがあるかもしれません。この医療現場で使われている「モヒ」とは、一体どのような意味を持つ言葉なのでしょうか? 実は「モヒ」とは、「モルヒネ」という鎮痛剤の略語なのです。 モルヒネは、医療現場において、激しい痛みを抑えるために用いられる非常に強力な鎮痛剤として知られています。手術後や、がんなどの病気による痛みが強い場合に、注射や内服薬として用いられます。 「モヒ」は、医療従事者間で、モルヒネを指示する際に簡潔に伝えるための略語として定着しています。特に、緊急性の高い状況や、迅速な対応が必要な場面においては、言葉のやり取りを減らし、スムーズな連携を図るために、このような略語が用いられることが多いです。 ただし、医療現場以外では、「モヒ」という言葉はあまり一般的ではありません。そのため、一般の人が「モヒ」と聞いても、それがモルヒネを指す言葉だと理解するのは難しいでしょう。 テレビドラマを通して医療現場の言葉を垣間見ることはできますが、実際に使われている専門用語や略語は、私たちが想像する以上に複雑で、奥深いものです。

医療現場で使われる隠語?「ケモ」ってどんな治療?

病院で働く医師や看護師たちは、患者さんの命を守るために、日々時間に追われるように業務をこなしています。 限られた時間の中、正確かつ迅速に情報を共有するため、医療現場では様々な略語が飛び交っています。 例えば、手術室は「オペ室」、点滴は「ルート確保」、心電図検査は「心電図」、注射は「インジェクション」など、一般の方には耳慣れない言葉も多いのではないでしょうか。 これらの略語は、医療従事者間で共通の認識のもとで使われており、簡潔な言葉で多くの情報を伝えることができます。そのため、業務効率の向上や、緊急時における迅速な対応に役立っています。しかし、患者さんにとっては、分かりにくい言葉遣いになってしまうこともあります。 医療従事者にとって、患者さんに分かりやすい言葉で説明することは、安心して治療を受けてもらう上で非常に重要です。 略語を使う場合は、それが何を意味するのか、患者さんの目線に立って、丁寧に説明する必要があります。患者さんも、もし分からない言葉があれば、遠慮なく質問することが大切です。 医療従事者と患者さんとの間で、スムーズなコミュニケーションを図ることは、より良い医療を提供することに繋がると言えるでしょう。

医療現場の隠語:ケモって?

病院に行くと、医師や看護師が専門用語や独特の言い回しを使うのを耳にすることがあるでしょう。医療従事者にとっては日常的な言葉でも、患者さんにとっては初めて聞く言葉で戸惑ってしまうかもしれません。 医療現場で使われる言葉には、病気の名前や検査方法など、医学的な専門用語もあれば、それとは別に、医療従事者間で情報伝達をスムーズに行うために使われる独特の言い回し、いわゆる業界用語も存在します。 例えば、「バイタルサイン」や「ルート確保」といった言葉は、医療従事者にとっては基本的な用語ですが、患者さんには分かりにくい表現と言えるでしょう。患者さんの立場に立てば、このような専門用語や業界用語を分かりやすく説明してくれるとありがたいと感じるのではないでしょうか。 医療従事者も、患者さんの不安を取り除き、治療に専念してもらうためには、分かりやすい言葉で説明することが重要です。難しい言葉を使うのではなく、患者さんの理解度に合わせて、丁寧に説明するよう心がけることが大切です。
看護技術

医療現場の業界用語:ナートって?

病院では、医師、看護師、薬剤師など、様々な医療従事者が協力して患者さんの治療にあたっています。それぞれの専門分野でスムーズに連携し、業務を円滑に進めるために、医療現場では多くの専門用語や略語が使われています。 これらの専門用語は、医療従事者間で正確かつ迅速に情報を共有するために必要不可欠です。例えば、緊急性の高い状況下では、短い言葉で状況を伝え、迅速な対応をとることが求められます。このような場合、専門用語を使うことで、簡潔かつ的確に情報を伝えることができます。 しかし、医療従事者以外の人にとっては、これらの専門用語は馴染みがなく、理解が難しい場合があります。患者さんやその家族にとって、医師の説明が専門用語ばかりで理解できないといった状況は少なくありません。 医療従事者は、患者さんとのコミュニケーションにおいて、専門用語を安易に使用せず、分かりやすい言葉で説明するよう心がける必要があります。専門用語を使う場合は、丁寧に説明を加えるなど、患者さんの立場に立ったコミュニケーションを心がけることが重要です。
血液

臨床現場の用語:ハーベーって何?

病院で働く医師や看護師などは、日々の業務の中で膨大な量の情報を扱っています。診察記録や検査結果、投薬 instructions など、正確に情報を伝えることが非常に重要です。しかし、医療現場は常に時間との闘いです。限られた時間の中ですべてを丁寧に伝えることは難しく、情報を簡潔に伝えるために、医療従事者の間では専門用語や略語がよく使われています。 これらの略語は、医療従事者にとっては共通認識となっているため、円滑なコミュニケーションを図る上で大変役に立ちます。例えば、血液検査の結果を伝える際に「WBC 8000」と言えば、白血球数が8000/μLであることを意味し、すぐに患者さんの状態を把握することができます。しかし、医療従事者以外の人にとっては、これらの略語は暗号のようにしか聞こえず、不安に感じてしまうかもしれません。 もし、診療中に意味の分からない言葉が出てきたら、遠慮なく質問するようにしましょう。医療従事者は、患者さんが安心して治療を受けられるよう、分かりやすい言葉で説明するよう努める必要があります。

医療現場で使われる略語:モヒ

病院で働いていると、医師や看護師が専門用語や略語を使っているのを耳にすることがよくありますよね。患者さんの前で使われることもあれば、医療スタッフ同士の会話の中で飛び交うこともあります。 今回は、そんな医療現場で使われる略語の中から「モヒ」について解説していきます。「モヒ」は、私たちがよく知る鎮痛剤である「モルヒネ」の略語です。モルヒネは、痛みの信号が脳に伝わるのをブロックすることで、強い痛みを抑える効果があります。 手術後や、がんなどの病気による強い痛みを和らげるために使われることが多いです。医療現場では、モルヒネを投与する際に、「モヒ〇〇mg」のように、略して使われます。これは、忙しい医療現場で、正確かつ迅速に情報を伝えるために用いられる方法の一つです。 ただし、患者さんに対しては、分かりやすさを優先し、「モルヒネ」と正式な名称で伝えることが一般的です。このように、医療現場では、患者さんへの配慮から、同じ薬剤でも、状況に応じて使い分けがされているのです。
看護技術

医療現場のNC:特記すべきことなし

- NCの意味とはNCは医療現場でよく使われる言葉の短縮形で、「特記すべきことなし」という意味です。これは、患者の容態に目立った変化がなく、特に伝えなければならないような症状や検査結果がない場合に、記録として残されます。例えば、毎日の経過観察の中で、患者の様子に変化が見られない場合や、診察の結果、特に気になるような異常が見つからなかった場合などに用いられます。NCは、医療従事者間で情報をスムーズに共有するために使われる重要な言葉です。カルテや看護記録などにNCと記載されている場合は、その時点では患者さんの状態に特に問題がないと判断されたことを示しています。しかし、NCはあくまでその時点での評価に基づいた記録であることを忘れてはなりません。たとえNCと記録されていても、後から症状が現れたり、状態が悪化したりする可能性もあります。そのため、医療従事者は、NCと記録された場合でも、常に患者の状態に注意を払い、変化を見逃さないようにする必要があります。
看護技術

医療現場の必需品「ピギー」

「ピギー」という言葉を耳にしたことはありますか? 病院で働く看護師や医師が使う専門用語の一つで、医療ドラマで耳にしたことがあるかもしれませんね。 「ピギー」とは、点滴を行う際に、薬剤の入った小さな容器を接続して薬を投与する方法のことです。 また、その際に使用する小さな容器自体を指すこともあります。 では、なぜ「ピギー」と呼ばれるのでしょうか? それは、点滴の薬液が入った大きな容器に、薬剤の入った小さな容器を接続する様子が、まるで子豚が親豚の背中に乗っているように見えることから、このユニークな名前が付けられました。 点滴は、患者さんの症状に合わせて様々な薬剤が使われますが、薬剤によっては、主な点滴液とは別に、少量だけ追加する必要がある場合があります。 このような場合に「ピギー」が用いられるのです。 「ピギー」を利用することで、少量の薬剤を安全かつ効率的に投与することが可能になります。
看護技術

医療現場の必需品 ピギー

- ピギーとは病院で患者さんに点滴をする際に、薬液を入れておく、透明なプラスチック製の容器のことです。この容器は、まるで子豚の鼻のように、下の方に突き出た部分が付いていることから、「ピギー(子豚)」という愛称で呼ばれています。 ピギーには、様々な容量のものがあります。一般的には、200ml、500ml、1000mlのものが多く使われていますが、患者さんの体格や治療内容に応じて、適切な大きさのものが選ばれます。ピギーの中には、何も入っていない状態のものと、あらかじめ生理食塩水やブドウ糖液などの輸液が入っているものの2種類があります。 輸液は、体内の水分や電解質を補給したり、栄養を補給したりするために用いられます。 点滴を行う際には、患者さんの症状に合わせて、必要な薬剤をピギー内の輸液に加えていきます。その後、ピギーを点滴スタンドに吊り下げて、チューブを介して患者さんの血管内に薬液を投与していきます。ピギーは、患者さんの治療を支える上で、欠かせない医療機器の一つと言えるでしょう。

医療現場の隠語?!ツッカってなに?

病院で働く人にとって馴染み深い「ツッカ」という言葉。患者さんの前ではあまり耳にすることはありませんが、医師や看護師が使う専門用語の一つです。では、「ツッカ」とは一体何を指すのでしょうか? 「ツッカ」とは、簡単に言うと「突発的な出来事」という意味です。病院では、急患の搬送や患者の容態急変など、いつ何が起こるかわかりません。このような予期せぬ事態を総称して「ツッカ」と呼ぶのです。 例えば、「さっきツッカがあったよ」と言えば、「たった今、急患が運ばれてきたよ」や「急に容態が悪化した患者さんが出たよ」といった意味になります。このように、「ツッカ」は医療現場で起こる様々な出来事を一言で表す便利な言葉として使われています。 ただし、繰り返しになりますが、「ツッカ」はあくまでも医療従事者間の informal な会話の中で使われる言葉です。患者さんやその家族の前で使うのは避け、より適切な言葉を選びましょう。

医療現場の隠語「ツッカ」って?

病院に行くと、医師や看護師が使う専門用語に戸惑うことはありませんか?医療現場では、正確かつ迅速に情報を伝えるために、普段聞き慣れない言葉が使われています。これは医療従事者にとっては日常語のようなものですが、患者さんやそのご家族にとっては、まるで外国語のように感じることでしょう。 今回は、数ある医療用語の中でも、「ツッカ」という言葉に注目してみましょう。この「ツッカ」は、「チューブクランプ」を短縮した言葉です。チューブクランプとは、点滴や輸血、栄養剤の投与などに使われるチューブに取り付ける道具のことです。この道具でチューブを挟むことで、薬液や血液の流れを一時的に止めることができます。 例えば、点滴の針を刺し替える際や、薬剤の投与を一時的に中断する場合などに、「ツッカで止めてください」といった指示が出されます。医療ドラマなどで耳にしたことがある方もいるかもしれませんね。 このように、医療現場では専門用語や略語を駆使してコミュニケーションがとられています。患者さんやそのご家族にとって、わからない言葉があれば遠慮なく質問することが大切です。医療従事者は、わかりやすい言葉で説明するよう心がけていますので、安心してコミュニケーションを取ってください。
その他

健康にとっての最適体重とは?

- 最適体重とは 「最適体重」とは、その人が最も健康的な生活を送るために適切な体重のことを指します。これは、単に見た目の美しさや痩せていることを目指すのではなく、身体の内側から健康であることを重視した体重の考え方です。 一般的には、身長と体重の関係から算出されるBMI(ボディマス指数)を基準に、標準体重の範囲内であれば健康的な体重であるとされています。しかし、体質や骨格、筋肉量などは人それぞれ異なるため、BMIの値だけで一概に健康状態を判断できるわけではありません。 例えば、アスリートのように筋肉量が多い人は、体重が標準体重を超えていても健康な場合もあります。逆に、見た目は痩せていても、実際には筋肉量が少なく脂肪が多い「隠れ肥満」の状態にある人もいます。 最適体重は、健康診断の結果や医師のアドバイスなどを参考にしながら、自分自身の体質や生活習慣に合わせて判断していくことが重要です。
検査

ラパ胆ってどんな手術?

「ラパ」という言葉をご存知でしょうか? 近年、患者さんの間でも耳にする機会が増えてきた この言葉、実は医療現場で使われている略語で、正式には「腹腔鏡」のことを指します。 「ラパ」は、ドイツ語の「laparoskopie」に由来します。これは「お腹の中」を意味する「laparo」と「見ること」を意味する「skopie」を組み合わせた言葉です。つまり、「腹腔鏡」は、お腹の中を見るための医療機器ということになります。そして、この「laparoskopie」の頭の部分を略して「ラパ」と呼ぶようになったのです。 従来のお腹の手術では、お腹を大きく切開する必要がありました。しかし、腹腔鏡を用いた手術、いわゆる「ラパロスコピー」では、お腹に小さな穴を数カ所開けるだけで手術を行うことが可能になりました。具体的には、お腹の中に腹腔鏡と呼ばれる細いカメラを挿入し、そのカメラが映し出す映像をモニターで見ながら、特殊な器具を使って手術を行います。 「ラパロスコピー」は、従来の手術に比べて傷が小さく、患者さんの身体への負担が少ないというメリットがあります。そのため、近年多くの医療機関で導入されており、患者さんからも「先生、私の手術はラパですか?」といった質問が増えてきています。
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