医療法

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医療圏:地域医療の要

- 医療圏とは 医療圏とは、医療法という法律によって定められた、地域における医療提供体制を整えるための地理的な区分けのことです。分かりやすく言うと、どの地域にどれくらいの病院やベッドが必要なのかを計画する際の地区割りのようなものです。 医療は、人々の健康を守る上で欠かせないものです。しかし、地域によって人口や年齢層、病気の種類や数は異なります。また、地理的な条件によって病院へのアクセスしやすさも違います。そこで、質の高い医療を全ての人に平等に提供するために、地域の実情に合わせた医療計画が必要となります。 医療圏はこの医療計画の一部として、都道府県が地域の医療ニーズや地理的な条件などを考慮して定めます。そして、それぞれの医療圏において、病院や診療所の数、医師や看護師の人数、救急医療体制などを計画的に整備していくことになります。 つまり、医療圏は、地域住民が必要な時に適切な医療を受けられるように、医療資源を効率的に配置し、医療体制を構築するための基盤となる重要な概念なのです。
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医療法人とは?その種類とメリット・デメリットを解説

医療法人とは、病院や診療所といった医療機関や、介護老人保健施設などの医療に関連する施設を開設・運営するために、医療法という法律に基づいて設立される法人です。 医療法人は、株式会社などの営利を目的とする法人とは異なり、医療を提供することを第一の目的としています。そして、医療の質の向上や、地域への医療の提供など、公益性の高い事業を行うことが求められます。 医療法人は、厚生労働省の認可を受けて設立され、その形態は、社団法人や財団法人といった公益法人と、株式会社や合同会社といった持分のある法人に分けられます。 2015年の医療施設動態調査によると、全国の病院の約7割、診療所の約4割が医療法人によって運営されており、日本の医療体制において重要な役割を担っています。
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