医療の質

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チーム医療の要!クリニカルパスとは?

- クリニカルパスとは クリニカルパスとは、病気の治療を始める時から終わる時まで、患者さんがどのような流れで医療サービスを受けるのかを具体的に示した計画表のことです。検査や治療の内容、スケジュールなどが細かく書かれており、患者さんにとって安心して治療を進めるための道しるべとなります。 例えるなら、旅行に行く際に使用する旅程表のようなものです。旅行の旅程表には、旅行の日程や目的地、移動手段、宿泊先などが細かく記されています。クリニカルパスも同様に、患者さんにとっての治療という旅路を、迷うことなくスムーズに進めるための案内役を果たします。 クリニカルパスを用いることで、あらかじめ治療の流れや期間が明確になるため、患者さんは安心して治療に臨むことができます。また、医療者側にとっても、治療計画が標準化されることで、質の高い医療を均一に提供することが可能となります。さらに、クリニカルパスに基づいた治療は、無駄な検査や投薬を減らし、入院期間を短縮できるなど、医療費の削減にもつながると期待されています。
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医療の質向上への道標:クリニカルインディケーター

- クリニカルインディケーターとは 医療現場では、患者さんの安全を守り、質の高い医療を提供することが何よりも重要です。そのために、医療現場では日々努力を続けていますが、その質を客観的に評価することは容易ではありません。そこで、近年注目されているのが「クリニカルインディケーター」です。 クリニカルインディケーターとは、医療の質を測るための指標となるもので、いわば病院や診療所などが提供する医療サービスの質を測る「ものさし」のような役割を担います。具体的には、医療の現場で実際に得られたデータに基づいて、医療の質を数値化したものを指します。 例えば、「手術後の感染症発生率」や「入院中の転倒発生率」などが挙げられます。これらの数値を見ることで、病院全体の医療の質や、特定の診療科、または個々の医療従事者の医療の質を客観的に把握することができます。 クリニカルインディケーターを活用することで、医療現場は自らの課題を明確化し、改善に向けた取り組みを進めることができます。その結果、より安全で質の高い医療の提供につながると期待されています。
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