合計特殊出生率:少子化社会の指標
合計特殊出生率とは、ある社会において、女性が一生の間にどれだけの子供を産むのかを示す指標です。もっと具体的に言うと、15歳から49歳までの女性一人ひとりが、それぞれの年齢で平均何人の子供を産むのかを計算し、その合計を出したものです。
この数字が大きいということは、それだけ多くの子供が生まれていることを意味し、社会全体としては人口が増加する傾向にあります。逆に、合計特殊出生率が低い場合は、出生数が少なくなり、将来的には人口減少につながる可能性があります。
合計特殊出生率は、将来の人口を予測する上で非常に重要な役割を果たします。人口は、経済や社会保障、医療、教育など、様々な分野に大きな影響を与えるため、合計特殊出生率の変化を把握することは、社会全体の将来設計を考える上で欠かせません。