処方箋

医療現場のRx:処方箋を意味する記号

病院やクリニックを受診し、医師の診察後、必要があれば薬が処方されます。私たちが受け取る処方箋には、飲む薬の名前や量、服用方法などが事細かに記されています。この処方箋をよく見てみると、「Rx」という謎の記号が目に留まることがあります。多くの人が見たことがあるこの「Rx」とは、一体何を意味するのでしょうか? 実はこちら、ラテン語で「recipe(レシピ)」の省略形なのです。「recipe」は英語で「処方」を意味し、動詞として「処方する」という意味も持ちます。つまり、「Rx」は「処方してください」という医師の指示を表す記号なのです。 「Rx」の歴史は古く、古代ローマ時代にまで遡るとされています。当時、薬剤師は医師から受け取った処方箋に基づいて薬を調合していました。「Rx」は、医師と薬剤師の間で正確な情報伝達を行うための重要な役割を担っていたと考えられています。 現代では、医療現場の情報化が進み、電子カルテやオンライン処方箋が普及しつつあります。しかし、紙の処方箋にも、いまだに「Rx」は記号として残っています。これは、「Rx」が単なる記号ではなく、医師と患者、そして薬剤師をつなぐ大切な歴史と伝統を象徴するものとして、医療従事者たちの間で大切に受け継がれているからかもしれません。

カルテの記号: z.d.E.って?

- カルテで見かける謎の記号z.d.E. 病院で診察を受け、医師から処方箋を受け取ると、そこには普段見慣れない記号や略語が書かれていることがありますね。聞きなれない言葉が並ぶと、一体どんな意味なのかと不安になる方もいらっしゃるかもしれません。これらの記号や略語は、医療従事者同士がスムーズに情報伝達を行うために、重要な役割を担っています。今回は、数ある医療略語の中から、「z.d.E.」について詳しく解説しましょう。 「z.d.E.」は、ドイツ語「zum Beispiel」の略語で、日本語では「例えば」という意味になります。つまり、処方箋に「z.d.E.」と記載されている場合は、「例えば~など」と読み替えることができます。 では、なぜ処方箋に「例えば」という言葉が使われているのでしょうか?それは、医師が処方する薬には、同じ効果効能を持つ薬が複数存在することが多いためです。医師は、患者の症状や体質、薬の在庫状況などを考慮して、最適な薬を選択しますが、場合によっては、複数の選択肢の中から患者自身が選んだり、薬局で薬剤師と相談しながら決められるように、「z.d.E.」を使って具体的な薬名を例示することがあります。 「z.d.E.」は、医師が患者のことを考え、より柔軟な対応をするために用いられる略語の一つと言えるでしょう。

処方箋の「TD」ってなに?

病院で診察を受けると、医師から治療に必要な薬が記載された処方箋を受け取ります。この処方箋には、薬の名前や量、服用方法などが記載されていますが、服用方法を表す際に「TD」のような略語が使われていることがあります。 このような略語は、医療従事者にとっては日常的に使用されるものですが、患者にとっては一見すると分かりにくいものです。今回は、処方箋によく使われる略語の一つである「TD」について詳しく解説していきます。 「TD」は、ラテン語の「Ter Die」を省略したもので、「1日に3回」という意味です。つまり、「TD」と処方箋に書かれている場合は、その薬を1日に3回服用することを意味します。 例えば、「朝昼晩」と指示がある場合や、「食後3回」などと書かれている場合に、「TD」が用いられることがあります。 薬の効果を最大限に発揮し、副作用を最小限に抑えるためには、処方箋に記載された服用方法を正しく守ることが重要です。 処方箋に記載されている内容で不明な点があれば、医師や薬剤師に質問し、正しく薬を服用するようにしましょう。

お薬手帳で見かけるn.d.Eってどんな意味?

病院で医師や看護師がカルテに文字を書き込んでいる様子や、処方箋に書かれたアルファベットを見かけることはありませんか?診察時に医師が素早くメモを取ったり、看護師と簡単な言葉でやり取りしたりする様子を目にしたことがある方もいるかもしれません。 実は、これらは医療現場で使われる略語と呼ばれるもので、短い言葉で効率的に情報伝達するために用いられています。カルテや処方箋には、使用頻度の高い薬剤名、検査名、処置名などが略語で記載されることが多くあります。例えば、毎食後服用は「毎食後」を略して「食後」と記載され、さらに「食後」を略して「pc」と記載されることもあります。 特に処方箋は、医師の指示を薬剤師が正確に読み取り、患者さんに適切な薬を調剤するために重要な役割を担っています。そのため、処方箋には、服用する薬剤名、用法(服用回数や服用量)、服用期間などが略語を用いて正確に記載されています。例えば、1日3回服用は「1日3回」を略して「3×」と記載され、朝昼晩服用は「朝昼晩」を略して「朝昼夕」と記載され、さらに「朝昼夕」を略して「acd」と記載されることもあります。 このように医療現場では、患者さんの情報を正確かつ迅速に伝えるために、様々な略語が用いられています。

医療現場のRx:処方箋の隠れた主役

病院やクリニックで診察を受けると、医師から処方箋を発行してもらえますね。 その処方箋に書かれた薬の名前の前に、必ずと言っていいほど「Rx」という記号が書かれているのに気付いたことはあるでしょうか? 多くの人にとっては何気なく見過ごしてしまうような、この謎めいた記号ですが、実は医療現場において、とても重要な役割を担っているのです。 「Rx」は、ラテン語で「Recipe(レシピ)」の略語です。「Recipe」には「受け取れ」という意味があり、医師から患者さんへの「この薬を受け取って下さい」というメッセージが込められています。 「Rx」は単なる記号ではなく、医師の指示を明確に示し、患者さんが安心して薬を受け取れるようにするための、大切な合言葉と言えるでしょう。 今では、この「Rx」は、処方箋だけでなく、薬局や医薬品のロゴマークなど、医療に関わる様々な場面で使用されるようになっています。 医療現場で見かける「Rx」は、患者さんと医療従事者を繋ぐ、重要な役割を担っていることを、少しだけ心に留めておいて下さい。

カルテによく書かれる「vds」って?

病院で診察を受けたり、薬をもらったりする際に、カルテや処方箋に普段見慣れない記号や文字が書かれていることに気が付くことがあると思います。これは医療現場で使われている専門用語や略語で、医師や看護師、薬剤師など医療従事者の間で、患者さんの情報を正確かつ迅速に共有するために用いられています。 これらの略語は、限られた時間の中で効率的に業務をこなすために役立っています。例えば、カルテに患者さんの症状や経過を記録する際、長い文章で書くよりも略語を使った方が時間短縮になり、より多くの患者さんを診ることができるようになります。 今回は、数ある医療略語の中でも、比較的よく見かける「vds」について詳しく説明します。vdsは「vital signs」の略で、日本語では「バイタルサイン」といいます。これは、体温、脈拍、呼吸、血圧の4つの生命に関わる重要な指標を指します。これらの数値は、患者さんの体の状態を把握するために非常に重要で、定期的に測定され、記録されます。 vdsは、患者さんの状態を評価する上で基本的な情報であり、医療従事者間での情報共有をスムーズにするために活用されています。

カルテの記号:v.d.E.って?

病院で診察を受けると、医師から処方箋を渡されることがあります。その処方箋には、薬の名前や飲む量と一緒に、「朝」「昼」「寝る前」といった服用するタイミングが記載されています。実はこれらの服用タイミングを示す言葉の中には、普段あまり目にしない略語が使われていることがあります。 その一つが「v.d.E.」です。これは一体どんな意味を持つ言葉なのでしょうか? 実はこれはドイツ語の「vor dem Essen」を省略した言葉で、「食前」という意味です。つまり、「v.d.E.」と書かれた薬は、食事をとる前に飲む必要がある薬ということになります。 なぜドイツ語が使われているのかというと、これは医学が発展してきた歴史に関係しています。かつて医学はドイツが世界をリードしており、その影響でドイツ語の医学用語が世界中に広まりました。そして、現在でも処方箋などの医療現場では、その名残でドイツ語由来の略語が使われているのです。 医師や看護師など医療従事者の間では、「v.d.E.」は日常的に使われていますが、患者にとっては馴染みが薄い言葉かもしれません。もし処方箋を見てわからないことがあれば、遠慮なく医師や薬剤師に尋ねてみましょう。

カルテや処方箋の「do」ってなに?

病院やクリニックにかかると、医師が書いた処方箋やカルテをもらうことがありますね。これらの書類をよく見ると、数字やアルファベット、記号などが書かれていることに気がつくでしょう。医療従事者たちは、これらの文字や記号を使って、患者さんの症状や治療内容などを記録したり、薬の処方を指示したりしています。 これらの記号の中には、私たち一般の人にはあまり馴染みのないものも少なくありません。その一つに、「do」という記号があります。これは一体どんな意味を持つのでしょうか? 「do」は、ラテン語で「与える」という意味の「dare」を省略した言葉です。つまり、「do」と書かれた薬は、「患者さんに与える薬」ということになります。 処方箋には、「1日3回、食後に服用」といった薬の服用方法が指示されていることがあります。この服用方法を示す指示の後に「do」と記されている場合は、「その服用方法で与える量」という意味になります。例えば、「1回2錠、1日3回、食後に服用 do 14日分」と書かれていれば、「1回2錠を1日3回、食後に服用する量を14日分与える」という意味になります。 このように、「do」は、医療現場において、薬の量や服用方法を正しく伝えるために使われる、大切な記号なのです。

カルテの記号:s.i.d.って?

病院で診察を受けると、医師が手早くカルテに書き込みをしている姿を見かけることがあります。あの時、カルテに書き込まれているのは一体どんなことなのでしょうか? 時折、アルファベットで書かれた聞き慣れない単語を見かけることがあるかもしれません。これは一体何語だろう? そう思ったことはありませんか? 実は、医師が日常的に使っているこれらの単語は、ラテン語を語源とする医学用語を短く省略したものなのです。 今回は、数ある医学用語の中でも、特に「s.i.d.」について詳しく解説していきましょう。この「s.i.d.」は、ラテン語の “semel in die” を省略した形で、「1日に1回」という意味で使われています。つまり、医師がこの「s.i.d.」をカルテに書き込んだ場合、患者さんはその薬を「1日に1回」服用する必要がある、ということを意味しているのです。 一見難しそうに見える医学用語ですが、このように、一つ一つ紐解いていくと、実は私たちにとって身近な意味を持っていることが分かります。カルテに書かれたラテン語の省略語は、医師と薬剤師の間で、薬の服用方法や回数に関する情報を正確に伝えるために重要な役割を果たしているのです。

t.i.d.ってどんな意味?

- 1日3回服用って? t.i.d. の意味t.i.d.って、なんだか不思議な記号を見たことはありませんか? これは、医療現場で使われているラテン語の略語で、「1日に3回」という意味なんです。 処方箋に「朝昼晩」と書く代わりに、「t.i.d.」と記載されることがあります。これは、忙しい医療現場で、簡潔に指示を出すために使われているんですね。t.i.d.は、朝、昼、晩と時間を決めて服用する薬以外にも、食後に服用する薬にも使われます。例えば、1日3回服用が必要な抗生物質を処方する場合、「抗生物質 t.i.d. 7日間服用」などと書かれていることがあります。これは、「朝昼晩の食後などに、7日間、抗生物質を服用するように」という意味です。処方箋を受け取ったら、服用方法や回数、期間などをきちんと確認することが大切です。もし、わからないことがあれば、遠慮なく医師や薬剤師に質問しましょう。

お薬手帳の「b.i.d.」って?

病院で処方された薬を、指示された通りに服用することは、治療効果を高め、副作用のリスクを減らすために非常に重要です。薬の袋や薬手帳には、服用方法に関する様々な情報が記載されていますが、その中でも服用回数は特に注意が必要です。 服用回数は、薬の効果が持続する時間や、体への負担などを考慮して決められています。例えば、「b.i.d.」という記号を見たことがあるでしょうか。これは、ラテン語で「1日に2回」を意味する「bis in die」を省略したものです。つまり、「b.i.d.」と書かれている場合は、朝と晩など、1日を2回に分けて服用する必要があることを示しています。 薬によっては、食前、食後、食間など、服用するタイミングが決められている場合もあります。また、自己判断で服用回数を減らしたり、中止したりすると、症状が悪化したり、副作用が出やすくなる可能性があります。 薬を正しく服用するために、薬の袋や薬手帳に記載されている服用回数や服用時間を必ず確認しましょう。 もし、服用方法について不明な点があれば、医師や薬剤師に相談することが大切です。

処方箋の「do」ってなに?

病院で処方箋を受け取ったり、過去の診療記録を目にしたりする際に、「do」という見慣れない記号に出くわすことがあるかもしれません。 この「do」は、一体何を意味するのでしょうか? 実は、これはラテン語で「同じ」を意味する「ditto」を短縮した形で、医療現場では「同上」と同じ意味合いで使われています。 例えば、処方箋に薬の名前や飲む量などが何行にもわたって書かれているとします。もし、前の行と同じ内容を繰り返す場合、医師は「do」を使って簡潔に表現するのです。これは、医師が処方箋を簡潔にまとめ、かつ、薬剤師が処方内容を正確に理解するための共通認識として、医療現場で広く使われています。 つまり、「do」は単なる記号ではなく、医療従事者間でスムーズな情報伝達を可能にするための重要な役割を担っていると言えるでしょう。

カルテの「do」ってなに?

病院で医師が患者を診察した後、その内容を記録した書類を見たことがありますか? この書類はカルテと呼ばれ、患者さんの情報や診察時の様子、そしてどのような治療を行うのかなどが詳しく書かれています。 カルテには、情報を簡潔にまとめるために様々な略語が使われています。その中でも特に多く使われているのが「do」です。これは英語の「ditto」を短くしたもので、「同上」という意味を持っています。 例えば、カルテに「頭痛あり、吐き気あり」と書かれていたとしましょう。そして次の行に「めまいあり、doなし」と書かれていれば、「めまいあり、吐き気なし」という意味になります。このように、「do」は前の文章と同じ単語や内容を繰り返す際に使われます。 カルテは多くの情報を限られたスペースに分かりやすくまとめる必要があるため、このように略語が頻繁に登場します。「do」は医療現場で働く人にとっては、日常的に使われるごく当たり前の言葉と言えるでしょう。
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