生命の指標:血圧について
血圧とは?
血液は、心臓という強力なポンプによって、全身に張り巡らされた血管の中を休むことなく流れ続けています。 この血液が血管の中を流れる際に、血管の壁に押し付ける力のことを「血圧」といいます。 私たちの体にとって、血液は酸素や栄養を運ぶ重要な役割を担っており、心臓はその血液を絶えず送り出すことで、生命維持に貢献しています。
日常生活を思い浮かべてみましょう。階段を上ったり、激しい運動をしたりすると、心臓はドキドキと速く鼓動し、息切れを感じることがあります。 これは、体がより多くの酸素を必要とするため、心臓がより多くの血液を送り出そうと、より強い力で血管に血液を押し出している状態だからです。 このように、私たちの活動レベルや体の状態によって、心臓の働きは常に変化し、それに伴い血圧も変動します。 座って安静にしている時と、運動をして息が上がっている時では、血圧は異なる値を示すのです。