作業療法

その他

医療現場の専門用語:リハの意味とは?

病院の待合室や医療ドラマで「リハ」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか? 「リハ」は「リハビリテーション」を短くした言葉で、医療現場では日常的に使われています。では、リハビリテーションとは一体どのようなものなのでしょうか? 病気や怪我、または歳を重ねることで、私たちの身体は本来持っていた機能を失ってしまうことがあります。歩くことが難しくなったり、食事をスムーズに摂れなくなったり、言葉を発することが困難になるなど、その症状は人によって様々です。リハビリテーションは、そのような状態になった患者さんが、再び自分らしく社会生活を送れるように、身体機能の回復を目指す医療です。 リハビリテーションは、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など、様々な専門家がチームを組んで行います。患者さん一人ひとりの状態や目標に合わせて、運動療法、日常生活動作訓練、言語訓練など、様々なプログラムが計画されます。 例えば、脳卒中の後遺症で手足が動かしにくくなった患者さんには、理学療法士が関節の動きを良くする運動や、筋力を強化するトレーニングなどを指導し、歩行機能の回復を目指します。また、怪我によって料理や着替えなどの日常生活動作が難しくなった患者さんには、作業療法士が、道具を使ったり、動作を工夫したりする方法を指導し、患者さんの自立を支援します。 リハビリテーションは、患者さんの身体機能の回復だけでなく、精神的な支えにもなります。専門家のサポートを受けながら、目標に向かって努力することで、患者さんは自信を取り戻し、社会復帰への意欲を高めていきます。
検査

徒手筋力検査:MMTとは?

- MMTの概要MMT(徒手筋力検査)とは、医療従事者が自分の手を用いて、患者の筋力を評価する検査方法です。複雑な機械や装置は使用せず、検査を行う人の手の感覚を頼りに、筋肉がどれだけの力を発揮できるかを評価します。この検査方法は、整形外科、リハビリテーション科、神経内科など、様々な診療科で広く活用されています。 なぜなら、特別な機器を必要とせず、比較的簡単に行えるからです。検査自体は短時間で終了しますが、患者さんの体の状態や、検査する筋肉によって、患者さんの体勢や検査方法を調整する必要があります。検査者は、患者さんの筋肉の動きや抵抗を感じながら、その強さを6段階の等級で評価します。MMTは、筋力低下の程度を把握したり、治療の効果を判定したりする上で、非常に重要な検査です。 さらに、患者さん自身の体の状態への理解を深め、適切なリハビリテーション計画を立てる上でも役立ちます。
その他

医療現場の専門用語:リハの意味とは?

私たちが日頃、何気なく口にしている言葉の中には、医療現場で使用すると全く違う意味として解釈されてしまうものが少なくありません。例えば、皆さんは「リハ」という言葉を聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?多くの人は、演劇や音楽の練習を意味する「リハーサル」を思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、病院で働く医師や看護師、理学療法士などの医療従事者にとって、「リハ」は「リハビリテーション」を意味する専門用語なのです。 このように、同じ言葉でも、使用する場面や人によって意味が異なる場合があります。特に、医療現場では、専門用語が多く使われており、患者さんにとって分かりにくい言葉も少なくありません。医療従事者は、患者さんに分かりやすく説明するために、専門用語を避けて、日常生活で使う言葉に置き換えることが重要です。 また、患者さん側も、医師や看護師の説明で分からない言葉があれば、遠慮せずに質問することが大切です。お互いにコミュニケーションを密にすることで、誤解を防ぎ、より良い医療を提供することができます。
PAGE TOP