現代社会の影?「易疲労性」について
- 易疲労性とは易疲労性とは、簡単に言うと「疲れやすい状態」のことです。私たちは日常生活で様々な活動をし、その度にエネルギーを使います。活動量が多ければ、当然使ったエネルギーも多くなり、私たちは疲れを感じます。しかし、易疲労性の場合、普段の生活で疲れを感じない程度の活動量でも、必要以上に疲れを感じてしまうのが特徴です。例えば、少し歩いただけでも息切れがしたり、階段の上り下りでどっと疲れが押し寄せたり、日中の仕事に集中するのが難しくなったりします。このような状態が続くと、日常生活に支障をきたすこともあります。易疲労性は、病気そのものを指す言葉ではありません。様々な要因によって引き起こされる症状の一つと言えます。例えば、過度なストレスや睡眠不足、栄養バランスの乱れなど、生活習慣の乱れが原因で起こることもありますし、貧血や甲状腺機能低下症、うつ病などの病気が隠れている場合もあります。もしも、「最近疲れやすい」「以前は平気だったことが辛く感じる」といった自覚症状がある場合は、自己判断せずに、医療機関を受診し、医師に相談するようにしましょう。そして、医師の指示に従って、適切な検査や治療を受けることが大切です。