体内水分量を理解しよう
- 体内水分量の定義私たちの体は、水分を含んだ多くの細胞が集まってできています。体内水分量とは、文字通り、体の中に含まれている水分の総合計のことです。体重に占める水分の割合は、年齢や性別によって多少の違いはありますが、成人では平均して約60%と言われています。つまり、体重60キログラムの人であれば、そのうちの約36キログラムが水分ということになります。体内水分量は、細胞の内側と外側の2つに大きく分けられます。細胞内液と呼ばれる細胞の中に含まれる水分は約40%、細胞外液と呼ばれる血液やリンパ液、組織液など細胞の外側の水分は約20%を占めています。体重の約60%を占める体内水分量は、生命維持に欠かせない役割を担っています。体温調節や栄養の運搬、老廃物の排出など、体の様々な機能に関わっています。もし、体内水分量が不足すると、脱水症状を引き起こし、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。