人間ドック

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健康診断のすすめ

メディカルチェックとは、病気の芽を早期に見つけたり、現在の体の状態を正しく知るために行う、一般的な医学検査のことを指します。健康診断と呼ばれることも多いですが、健康診断は会社や学校で皆が一緒に受けるものを指す場合があり、個人が自分の意思で受ける場合も含めた広い意味ではメディカルチェックと呼ぶ方がより適切と言えるでしょう。 メディカルチェックには、身長や体重、血圧、視力、聴力などの基本的な検査に加えて、血液検査や尿検査、心電図、胸部X線検査などが一般的です。検査項目は、年齢や性別、過去の病歴、生活習慣、そして目的などによって異なります。例えば、糖尿病の家族歴がある方は血糖値の検査を、喫煙習慣のある方は肺機能検査を重点的に行うことがあります。 メディカルチェックを受ける最大のメリットは、自覚症状のない病気の早期発見やリスクの把握ができることです。早期に発見することで、治療が容易になるばかりでなく、重症化するリスクを減らし、健康な状態を長く保つことにも繋がります。また、検査結果に基づいて生活習慣の改善など適切なアドバイスを受けることで、病気の予防にも役立ちます。
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精密検査とは:病気の早期発見のために

健康診断や人間ドックといった、広く体の状態を調べる検査をスクリーニング検査と言います。この検査は、自覚症状がない段階でも、病気の可能性を早期に見つけることを目的としています。一方で、精密検査は、スクリーニング検査で異常値が出た場合や、症状がある場合に、病気の有無をより詳しく調べるために行われます。 例えば、健康診断で血糖値が高いと指摘されたとします。これはあくまでもスクリーニング検査の結果であり、この時点では糖尿病と診断されたわけではありません。そこで、糖尿病の可能性や詳しい状態を調べるために、精密検査が必要となるのです。精密検査では、血液検査で血糖値をより詳しく調べたり、ブドウ糖を摂取した後の血糖値の変化を調べたりします。 精密検査は、スクリーニング検査よりも、特定の臓器や病気に焦点を当てた、より詳細な検査を行います。そのため、病気の診断や治療方針の決定に重要な役割を果たします。また、精密検査の結果によっては、経過観察が必要となる場合もあります。医師は、精密検査の結果に基づいて、患者さん一人ひとりに最適な治療法やアドバイスを行います。
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