顔面の電撃痛!三叉神経痛とは
顔の感覚をつかさどる神経である三叉神経。この三叉神経に異常が生じることで、耐え難いほどの痛みが顔面に走る病気を三叉神経痛と言います。まるで電流が走るような、あるいはガラスの破片が刺さるような、そんな激痛が顔の片側に起こるのが特徴です。
痛みの持続時間は人それぞれで、一瞬で治まることもあれば、数秒から数分続くこともあります。また、発作の頻度も個人差が大きく、数ヶ月に一度という場合もあれば、一日に何度も起こる場合もあります。痛みが起こるきっかけも様々で、顔を洗う、歯を磨く、食事をする、話す、風にあたるといった、ごく日常的な動作がきっかけになることもあります。
三叉神経痛は命に関わる病気ではありませんが、その激痛は日常生活に大きな支障をきたし、患者さんの生活の質を著しく低下させる可能性があります。激しい痛みにより、外出や人と会うことを避けたり、食事や会話が困難になったりするなど、日常生活に様々な制限が生じることもあります。そのため、適切な診断と治療を受けることが重要です。