ラリンゴマイクロサージェリー

耳鼻科

音声手術:ラリンゴとは?

ラリンゴの概要 ラリンゴとは、「喉頭顕微鏡下手術」を短く言い表した言葉で、耳鼻咽喉科で行われる手術の一つです。手術用の顕微鏡を用いて、喉頭と呼ばれる器官を細かく観察しながら、異常のある部分を治療します。喉頭は、呼吸をするための空気の通り道であると同時に、声を出すために重要な役割を果たす器官です。 ラリンゴは、特に「声帯」と呼ばれる、喉頭の中にある二本のヒダ状の組織に生じた病気を治療する際によく用いられます。声帯は、呼吸時に肺から出てきた空気が当たって振動することで、私たちの声を生み出します。この声帯に、腫瘍やポリープ、結節、嚢胞などの病気が発生すると、声が嗄れたり、かすれたり、出にくくなったりするなどの症状が現れます。 ラリンゴでは、このような声帯の病変を顕微鏡で拡大して見ながら、非常に小さな器具を使って丁寧に切除します。これにより、声帯の機能を可能な限り温存し、嗄れなどの症状を改善することを目指します。ラリンゴは、声に関わる仕事をしている人や、普段からよく声を出す機会が多い人にとって、特に有効な治療法と言えるでしょう。
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音声治療の最先端:ラリンゴマイクロサージェリー

- 声帯病変に光明を人は誰でも呼吸をし、話すことで日々を過ごしています。これらに欠かせない器官である「声帯」ですが、酷使や加齢、喫煙などの影響により、様々な病気を患ってしまうことがあります。声帯に生じる病気には、声帯結節や声帯ポリープなどがあり、これらを総称して「声帯病変」と呼びます。声帯病変になると、声のかすれや喉の違和感、声の出しにくさなどの症状が現れ、日常生活に支障をきたすこともあります。このような声帯病変の治療法として注目されているのが、「ラリンゴマイクロサージェリー」と呼ばれる喉頭顕微鏡下手術です。これは、耳鼻咽喉科領域における最先端の治療法の一つであり、顕微鏡を用いて声帯を拡大することで、より精密な手術が可能となります。従来の手術では、病変だけでなく周囲の健康な組織も大きく切除する必要がありましたが、ラリンゴマイクロサージェリーでは、病変のみをピンポイントで切除することができるため、術後の声や発声機能への影響を抑え、患者さんの負担を軽減することが期待できます。ラリンゴマイクロサージェリーは、声帯結節や声帯ポリープ以外にも、声帯腫瘍や声帯麻痺など、様々な声帯病変の治療に用いられます。また、手術は全身麻酔下で行われることが多く、患者さんは痛みを感じることなく治療を受けることができます。もし、声のかすれや喉の違和感など、声帯病変が疑われる症状がある場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診し、専門医に相談することをお勧めします。
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