ビタミンD欠乏症

小児科

知っておきたいくる病:子供の骨の健康

- くる病とは?くる病は、主に歩き始めの時期までの乳幼児に多く見られる骨の病気です。骨は通常、カルシウムとリンという栄養素を吸収して硬くなります。しかし、くる病になるとこれらの栄養素が不足し、骨が十分に硬くならず、軟らかく曲がってしまうのです。健康な骨は、建物に例えると鉄筋コンクリートのように丈夫な構造をしています。しかし、くる病の骨は、鉄筋が不足してコンクリートが固まっていない状態に似ています。そのため、体重を支えたり、体を動かしたりする際に骨が変形しやすく、O脚やX脚などの症状が現れます。また、骨がもろくなってしまうため、骨折しやすくなるのも特徴です。くる病の原因は、日光を浴びることで体内で作られるビタミンDが不足することが最も多く、その他、食事からのカルシウム不足や、遺伝的な要因なども考えられます。
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