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医療現場の包交って?

病院で働く人たちの間で使われている専門用語に「包交」という言葉があります。患者さんの体から包帯やギプスなどを外すことを「包交」と呼びます。 たとえば、骨折した箇所に固定のために巻かれたギプス、手術後に傷口を保護するために巻かれた包帯、点滴を固定するために巻かれたテープなどを外す際に、「包交する」と表現します。 包交は、患者さんにとって治療がひと段落ついたことを実感できる瞬間であり、同時に日常生活に戻るための第一歩となる場合も多いです。しかし、長期間固定されていた場合、関節が硬くなっていたり、筋肉が衰えていたりするため、包交後もリハビリテーションが必要となることがあります。 包交は、単に包帯やギプスを外す作業ではなく、患者さんの回復過程における一つの節目となる重要な行為と言えるでしょう。
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医療現場の日常用語:包交ってなに?

病院で働く人たちは、患者さんの命を守るために、日夜、忙しく働いています。 その中で、限られた時間内に、正確に情報を伝えるために、特別な言葉を使うことがあります。 これは、普段私たちが使っている言葉とは少し違い、医療現場だけで通じる、いわば仕事の言葉のようなものです。 このような言葉を「略語」と呼びます。 略語を使うことで、医師や看護師は、情報を素早く共有し、患者さんの治療に専念することができます。 しかし、患者さんからすると、聞き慣れない言葉で戸惑ってしまうこともあるかもしれません。 今回は、数ある医療略語の中から、「包交(ほうこう)」という言葉について詳しく説明しましょう。 「包交」とは、「包帯交換」を短くした言葉で、傷口を清潔に保ち、早く治すために、汚れた包帯を新しいものと取り替えることを指します。 傷の状態によっては、毎日包交を行う場合もあれば、数日に一度の場合もあります。 包交は、単に包帯を巻き直すだけでなく、傷口の観察も重要な目的です。 医師や看護師は、包交の際に、傷口の状態、出血の有無、感染の兆候などを注意深く確認します。 そして、その後の治療方針を決定していきます。 このように、包交は、患者さんの回復を支える上で、欠かせない処置の一つと言えるでしょう。
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