スパスム

脳・神経

筋肉の急な収縮:スパスムとは?

- スパスムの定義スパスムとは、自分の意思とは関係なく、筋肉が急に縮んでしまう現象のことです。よく「足がつる」「こむら返り」といった言葉が使われますが、これらはスパスムの一種です。また、「痙攣」も医学用語ではスパスムと同じ意味で使われます。この筋肉の急な収縮は、ほんの一瞬で終わる場合もあれば、数分以上続く場合もあります。多くの場合、自然と治まりますが、中には激しい痛みを伴うこともあり、日常生活に影響がでることもあります。スパスムは、激しい運動や筋肉の疲労、脱水症状、ミネラル不足などが原因で起こることがあります。また、特定の病気や神経の異常が原因で起こることもあります。例えば、脳卒中や脊髄損傷、パーキンソン病などの神経系の病気では、筋肉の動きをコントロールすることが難しくなり、スパスムが起こりやすくなります。スパスムが頻繁に起こる場合や、痛みが強い場合には、医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。治療法としては、筋肉をリラックスさせる薬物療法や、リハビリテーションなどが挙げられます。また、原因となる病気がある場合には、その病気に対する治療が必要となることもあります。
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