注射針の太さの秘密: ゲージについて解説
- ゲージとは注射や採血の際に使用する注射針には、さまざまな太さのものがあります。この注射針の外径の太さを表す単位のことを、-ゲージ-と言います。ゲージはアルファベットの「G」を記号として用い、数字と組み合わせて「21G」や「18G」のように表記します。少し意外に感じるかもしれませんが、ゲージは数字が大きくなるほど針が細くなります。つまり、「21Gの注射針よりも18Gの注射針の方が太い」ということになります。これは、ゲージが注射針の内径ではなく、外径を基準にしているためです。一般的に、数字が大きい方がサイズも大きいというイメージを持つことが多いでしょう。しかし、ゲージに関しては逆になっていることを覚えておきましょう。注射針を選ぶ際には、このゲージの数字に注意することが大切です。なぜなら、注射針の太さは、投与する薬液の種類や量、そして患者さんの体格などによって適切なものを選ぶ必要があるからです。例えば、粘性の高い薬液を投与する場合には、細い針だと詰まってしまう可能性があるため、太い針が適しています。また、筋肉注射のように深い場所に注射する場合には、ある程度の太さを持った針が適しています。このように、ゲージは注射針の太さを表す重要な指標です。注射針を選ぶ際には、ゲージの数字に注意し、適切な太さのものを選ぶようにしましょう。そして、疑問点があれば、遠慮なく医師や看護師に相談するようにしてください。