ガストロ検査:消化管を視る検査
「ガストロ」という言葉を耳にしたことがありますか?
病院で耳にすることはあっても、日常生活ではあまり馴染みがないかもしれませんね。
「ガストロ」は、正式には「ガストログラフィン」と呼ばれるお薬を使った検査のことを指します。
「ガストログラフィン」は、バリウムのようにレントゲン写真に写りやすい性質を持つ液体で、これを飲むことで、レントゲン写真に消化管がはっきりと写し出されるのです。
つまり、「ガストロ検査」とは、「ガストログラフィン」を使って、食道、胃、十二指腸などの消化管の状態を詳しく調べる検査のことを言います。
この検査では、消化管の形や動きを観察することで、潰瘍やポリープ、腫瘍などの病気がないか、また炎症が起きていないかなどを調べることができます。
「ガストロ」という言葉は、医療現場では日常的に使われていますが、一般的にはあまり知られていない言葉の一つと言えるでしょう。