医療現場の専門用語:オトって何?
病院の案内板や医師の紹介などで「オト」という言葉を目にしたことがあるでしょうか? 「オト」は、耳鼻咽喉科を指す医療現場で使われる言葉です。これは、耳鼻咽喉科を表す英語「oto-rhino-laryngology」を短縮したものです。
耳鼻咽喉科は、耳、鼻、喉の3つの器官を扱う診療科です。この3つの器官は、音を感じとる聴覚、匂いを感じる嗅覚、味を感じる味覚、そして、呼吸や発声といった重要な機能を担っています。
「耳鼻咽喉科」という名称は少し長いため、医療現場では短く「オト」と呼ぶことが一般的になっています。
耳鼻咽喉科は、風邪の症状である鼻水や喉の痛み、耳の痛みといった身近なものから、めまい、難聴、嗅覚や味覚の異常、音声障害など、幅広い症状を診療します。
したがって、「オト」は耳、鼻、喉のいずれかに症状がある場合に受診する診療科と言えます。