イグラチモド

免疫の暴走を抑える薬:イグラチモド

関節リウマチは、本来体を守るはずの免疫システムが、誤って自分の関節を攻撃してしまうことで起こる病気です。攻撃された関節は炎症を起こし、痛みや腫れが生じます。そして、炎症が長く続くと関節の破壊が進み、日常生活に支障をきたすこともあります。そのため、関節リウマチの治療では、炎症を抑え、関節の破壊を食い止めることが何よりも重要となります。 関節リウマチの治療薬は、これまでにも様々なものが開発されてきました。その中でも、近年注目されているのがイグラチモドという薬です。イグラチモドは、免疫細胞の働きを調整することで、関節の炎症を抑える効果があります。従来の薬では効果が不十分だった患者さんにも効果が期待できる場合があり、新たな治療の選択肢として期待されています。 関節リウマチは、早期に適切な治療を開始することで、病気の進行を抑え、関節の機能を長く保つことが可能になります。もし、関節に痛みや腫れ、こわばりなどの症状を感じたら、早めに医療機関を受診し、専門医の診察を受けるようにしましょう。
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