アンビューバッグ

救急

救急現場の必需品:アンビューバッグ

- アンビューバッグとはアンビューバッグは、呼吸が止まってしまったり、呼吸をすることが困難になってしまった患者の肺に、人の手で空気を送り込むための医療機器です。 自己呼吸が難しい状況でも、アンビューバッグを用いることで、肺に酸素を送り込み、二酸化炭素を排出することができます。 この医療機器は、別名「バッグバルブマスク」とも呼ばれます。しかし、デンマークにあるアンビュー社の製品が広く世界で使われていることから、「アンビューバッグ」という名前の方が浸透しています。 アンビューバッグは、主に次の三つの部品から構成されています。 1. バッグ 手で握ったり、離したりすることで、空気を出し入れする部分です。材質はポリ塩化ビニルやシリコンゴムなどが一般的で、透明であるため、中の空気の量が一目でわかります。 2. バルブ 空気の流れを一方通行にするための弁です。バッグを握ると、バルブが開いて空気が患者に送られ、手を離すとバルブが閉じて、空気が逆流するのを防ぎます。 3. マスク 患者の顔に密着させて、空気を漏らさずに肺に送り込むための部分です。顔の形に合わせて、様々なサイズがあります。 救急医療の現場において、アンビューバッグは人工呼吸を行うための非常に重要な医療機器であり、救急隊員や医療従事者にとって、なくてはならないものです。
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