アレスト

救急

命の危機!突然の心停止「アレスト」とは?

病院のドラマや診察室で時折耳にする「アレスト」という言葉。突然緊迫した状況で発せられるため、何事かと不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。この「アレスト」は、医学用語で「停止」を意味します。医療現場では、主に心臓の動きが止まった状態、つまり「心停止」のことを指します。英語では “cardiac arrest” と表現され、ドラマの影響もあってか、「アレスト=心停止」と認識している方も多いでしょう。 「アレスト」は心臓以外にも、呼吸が停止した状態、つまり「呼吸停止」を表す場合にも使われます。「呼吸アレスト」とも呼ばれ、この場合は英語で “respiratory arrest” と表現されます。呼吸アレストは、窒息や誤嚥、喘息発作などが原因で起こることがあります。 このように「アレスト」という言葉自体は、医学用語で「停止」を意味しますが、医療現場では主に心臓や呼吸など、生命維持に不可欠な機能の停止を指す場合に用いられます。生死に関わる緊急事態を伝えるための言葉であるため、ドラマなどで緊迫した場面で登場することが多いと言えるでしょう。
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