血液の働き者!アルブミン
私たちの体内を流れる血液は、栄養や酸素を体の隅々まで届けたり、老廃物を回収したりと、重要な役割を担っています。
この血液は、赤い色をした赤血球、体を守る働きをする白血球、出血を止める血小板といった細胞成分と、これらの細胞を運ぶ役割をする液体成分である血漿に分けることができます。
アルブミンは、この血漿に溶けているタンパク質の一種です。
タンパク質は、筋肉や臓器、皮膚、髪、爪など、私たちの体を構成する主要な成分の一つであり、生命維持に欠かせないものです。
アルブミンは血漿中のタンパク質のうち、最も多くを占めており、なんと全体の約6割を占めています。
アルブミンは肝臓で作られ、血液中に放出されて、体内の様々な場所で重要な役割を果たしています。
主な役割としては、血液の浸透圧の調整や、栄養やホルモンなどの物質を運搬することが挙げられます。
このように、アルブミンは血液中で最も多く含まれるタンパク質として、私たちの体にとって非常に重要な役割を担っているのです。