やけどの基礎知識
やけどは、高温の物体に触れたり、熱湯や薬品、放射線などに触れることで、皮膚や組織が傷つくことをいいます。 日常生活でよく見られる怪我の一つですが、その程度は軽いものから命に関わる重いものまで様々です。
熱い鍋やアイロンなどに触れてしまい、皮膚が赤くなる程度であれば、多くは軽度のやけどです。しかし、熱湯を浴びてしまったり、火災に巻き込まれたりするなど、広範囲にわたって皮膚が損傷した場合には、重度のやけどとなる可能性があります。
やけどの症状は、損傷の程度によって大きく異なります。皮膚が赤くなる、水ぶくれができる、皮膚がむけてしまうといった症状が見られることがあります。重度のやけどの場合には、痛みやしびれだけでなく、体内の水分や電解質のバランスが崩れ、ショック状態に陥ることもあります。
やけどは、適切な処置を速やかに行うことが重要です。もしも、やけどをしてしまった場合には、まずは流水で冷やすことが大切です。そして、症状に応じて医療機関を受診するようにしましょう。やけどは、後遺症が残ってしまう可能性もあるため、自己判断せずに、医師の診断を受けることが重要です。