がん診断

検査

生検:病気の診断に役立つ検査

- 生検とは生検とは、体の気になる部分からほんの少しだけ組織を採取して、顕微鏡を使って詳しく調べる検査のことです。この検査によって、病気の原因や種類を特定することができます。例えば、皮膚に今までなかったできものや、なかなか消えないシミができたとします。こうした場合、その一部を採取して生検を行うことで、それが心配のないものなのか、それとも治療が必要なものなのかを判断することができます。採取する組織は、ほんの少しで十分な場合もあれば、もう少し多くの量が必要な場合もあります。採取の方法も、メスで切り取る方法や、細い針を刺して吸引する方法など、状況に応じて適切な方法が選択されます。生検は、がんなどの悪性腫瘍の診断に特に重要な役割を果たします。早期発見・早期治療のためにも、医師から生検を勧められた際には、検査を受けることを検討しましょう。ただし、生検はあくまでも診断のための検査です。検査結果によっては、さらに詳しい検査や治療が必要になることもあります。
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SCC抗原:扁平上皮がんを見つける手がかり

- SCC抗原とはSCC抗原は、子宮頸部扁平上皮がんの細胞から発見されたタンパク質の一種です。がん細胞は、正常な細胞とは異なるタンパク質を作る場合があり、SCC抗原もその一つです。このタンパク質は、子宮頸部の扁平上皮がんになると、血液中に多く放出されるという特徴があります。血液検査でこのSCC抗原の量を調べることで、子宮頸部扁平上皮がんの診断や治療効果の判定、経過観察などを行うことができます。このような、がん細胞が作り出す物質で、血液検査などで測定できるものを腫瘍マーカーと呼びます。SCC抗原は、子宮頸部扁平上皮がんの腫瘍マーカーとして重要な役割を担っています。ただし、SCC抗原は子宮頸部扁平上皮がん以外の病気でも、量がわずかに増えることがあります。そのため、SCC抗原の値が上昇していたとしても、必ずしも子宮頸部扁平上皮がんであると断定できるわけではありません。他の検査結果と合わせて総合的に判断する必要があります。SCC抗原は、子宮頸部扁平上皮がんの早期発見や治療効果の判定、再発の兆候を捉えるための重要な指標となります。定期的な検査を受けることで、早期発見・早期治療に繋げることが期待できます。
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