はやり目にご用心

目・眼科

はやり目にご用心

病院での用語を教えて

先生、「はやり目」ってよく聞くけど、どういう病気なんですか?

体の健康研究家

良い質問だね。「はやり目」は、正式には「流行性角結膜炎」というんだけど、ウイルスによって目の白い部分とまぶたの裏側が炎症を起こす病気だよ。

病院での用語を教えて

ウイルスが原因で起こるんですね。どんな症状が出るんですか?

体の健康研究家

そう、ウイルスが原因なんだ。症状としては、目が赤くなったり、目やにが出たり、目が痛くなるよ。場合によっては、耳の周りや首のリンパ節が腫れることあるんだ。

はやり目とは。

「はやり目」は、正式には「流行性角結膜炎」と言い、結膜と角膜に炎症を起こす病気です。アデノウイルスというウイルスによって感染し、特に8型、19型、37型、54型といった型が原因となることが多いです。症状としては、目が真っ赤になるほど充血し、目やにが多く出て、目に痛みを感じます。また、耳の周りや首のリンパ節が腫れることもあります。

はじめに

はじめに

– はじめ

まぶたの裏側と白目を覆っている薄い膜を結膜、眼球の黒目部分を覆っている透明な膜を角膜と言いますが、これらの箇所に炎症が起きる病気を角結膜炎と呼びます。 この病気の原因は、ウイルスや細菌、アレルギーなど様々で、原因によって症状も異なってきます。

今回は、数ある角結膜炎の中でも、特に感染力が強く、注意が必要な『はやり目』について詳しく解説していきます。

はやり目は、アデノウイルスというウイルスが原因で起こる感染症で、非常に感染力が強いことが特徴です。 感染すると、目やにや涙がたくさん出たり、目が充血したり、まぶたが腫れたりします。また、耳の前のリンパ節が腫れることもあります。

はやり目は、感染した人の目やにや涙、唾液などが、直接または間接的に接触することで感染が広がります。くしゃみや咳などの飛沫感染や、タオルや食器の共用、ドアノブなど、感染者が触れたものを介して感染することもあります。

はやり目は、有効な治療薬がないため、感染を防ぐことが非常に重要です。 こまめな手洗いとうがいを徹底し、目を触らないようにしましょう。また、タオルや洗面用具は共用せず、常に清潔に保つことが大切です。

項目 詳細
病気名 はやり目(流行性角結膜炎)
原因 アデノウイルス
感染経路 接触感染(直接・間接)
飛沫感染
タオル、食器、ドアノブなどを介した感染
症状 目やに、涙が多い

目の充血

まぶたの腫れ

耳の前のリンパ節の腫れ
治療法 有効な治療薬なし。対症療法が中心。
予防法 こまめな手洗い、うがい

目を触らない

タオル、洗面用具の共用を避ける

はやり目とは

はやり目とは

– はやり目とははやり目は、医学的には「流行性角結膜炎」と呼ばれる、ウイルスによって発生する目の病気です。原因となるウイルスは、主に「アデノウイルス」という種類のもので、非常に感染力が強いことが知られています。この病気は、その名の通り、学校や職場、家庭内など、多くの人が集まる場所で流行しやすく、一度発生すると、周囲の人々に急速に広がってしまうことがあります。感染経路としては、感染者の涙や目やにに直接触れてしまうことや、ウイルスが付着したタオルやドアノブなどを介して、間接的に感染することが考えられます。具体的には、感染者の涙や目やに触れた手で自分の目を触ったり、同じタオルを共有したりすることで感染する可能性があります。また、ドアノブや電車のつり革など、不特定多数の人が触れる場所を介して感染することもあります。症状としては、目の充血や痛み、かゆみ、異物感などが挙げられます。さらに、目やにや涙が多く出る、まぶたが腫れる、まぶしいと感じるといった症状が現れることもあります。はやり目は非常に感染力が強いため、感染を広げないためには、こまめな手洗いとうがいを徹底することが重要です。また、タオルの共用を避け、使い捨てのタオルを使用するなどの対策も有効です。もしも、はやり目の症状が出た場合は、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。

項目 詳細
病名 流行性角結膜炎
原因 アデノウイルス
感染経路 – 感染者の涙や目やにに直接触れる
– 感染者が触れたものに触れる
症状 – 目の充血
– 目の痛み
– 目のかゆみ
– 異物感
– 目やにや涙が多い
– まぶたの腫れ
– 光過敏
予防策 – こまめな手洗いとうがい
– タオルの共用を避ける
– 使い捨てタオルの使用

はやり目の症状

はやり目の症状

「はやり目」は、非常に感染力が強いウイルス性の結膜炎で、その名の通り、流行しやすい病気です。主な感染経路は、ウイルスが付着した手で目を触ることによる接触感染です。

はやり目に感染すると、白目の部分が充血し、強い赤みが出ます。これは、ウイルスが結膜に炎症を起こすために起こります。また、目やにも多く出るようになります。これは、炎症によって白血球や粘液が分泌されるためです。さらに、まぶたが腫れて、目に痛みや異物感を覚えることもあります。これらの症状は、個人差が大きく、軽い場合もあれば、症状が強く現れる場合もあります。

また、はやり目は、目に症状が現れるだけでなく、耳の前や首のリンパ節が腫れることもあります。これは、ウイルスに対する免疫反応で、リンパ節でウイルスと戦うために腫れが生じます。一般的に、はやり目の症状は1週間から2週間程度で治まりますが、まれに角膜に濁りが生じ、視力が低下する合併症を引き起こすこともあります。視力低下などの症状が現れた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。

症状 原因
白目の充血 ウイルスによる結膜の炎症
目やに増加 炎症による白血球や粘液の分泌
まぶたの腫れ、痛み、異物感 炎症による
耳の前や首のリンパ節の腫れ ウイルスに対する免疫反応

はやり目の治療

はやり目の治療

流行性結膜炎、いわゆる「はやり目」は、その名の通り人から人へとうつりやすい感染力の強い眼の病気です。ウイルスが原因で起こることが多く、特にアデノウイルスによるものは症状が重く、注意が必要です。
はやり目の治療で大切なのは、つらい症状を和らげながら、合併症を防ぐことです。残念ながら、はやり目のウイルスを直接やっつける薬はありません。そのため、治療は、主に症状を抑えることを目的とした対症療法が中心となります。
細菌による二次感染を防ぐため、医師の判断で、細菌の増殖を抑える目薬や軟膏を処方することがあります。また、かゆみやかぶれなどの炎症が強い場合は、炎症を抑えるステロイド系の目薬を使用することもあります。
ほとんどの場合、自宅で安静にしていれば、1~2週間ほどで症状は治まります。ただし、症状が重い場合や、視力に影響が出た場合は、入院して治療を行うケースもあります。自己判断せずに、眼科医の指示に従いましょう。

項目 内容
病名 流行性結膜炎(はやり目)
原因 ウイルス(特にアデノウイルス)
感染経路 人から人への感染
治療法 対症療法(症状を抑える)
・細菌感染予防の目薬・軟膏
・炎症を抑えるステロイド系目薬
治療期間 1~2週間(自宅安静)
注意点 症状が重い場合や視力への影響がある場合は入院の可能性あり。
自己判断せず眼科医の指示に従う。

予防と対策

予防と対策

流行性結膜炎は、その名の通り人から人へとうつりやすい病気です。そのため、感染を広げない、そして自分自身が感染しないためには、予防が何よりも重要です。

予防のポイントは、ウイルスに触れないようにすることです。流行性結膜炎のウイルスは、感染者の目やにの分泌物、涙などに含まれており、それが手や物などを介して、私たちの目や口、鼻の粘膜に付着することで感染します。

そこで、こまめな手洗いと消毒を心がけましょう。外出から帰った時や食事の前、トイレの後などはもちろんのこと、目や鼻、口を触った後にも必ず手を洗いましょう。石けんで丁寧に洗い、流水で十分にすすぎます。アルコール消毒液も有効です。

また、目や顔、特に鼻や口をむやみに触らないようにしましょう。知らず知らずのうちにウイルスが付着している可能性があります。特に、コンタクトレンズを使用している方は、レンズの装着や取り外しは清潔な手で丁寧に行い、使い捨てレンズの使用を検討しましょう。

タオルや洗面器など、身の回りの物は他人と共有しないようにしましょう。家族が感染している場合は、特に注意が必要です。食器やタオルは別にする、同じ部屋で寝る場合はなるべく距離を置くなど、家庭内での感染拡大を防ぐ対策も大切です。

予防ポイント 具体的な対策
ウイルスに触れない – こまめな手洗いと消毒
– 目や顔(特に鼻や口)を触らないようにする
– コンタクトレンズの取り扱いに注意
感染経路を断つ – タオルや洗面器など、身の回りの物を他人と共有しない
– 家族が感染している場合は、特に注意 (食器やタオルを別にする、同じ部屋で寝る場合はなるべく距離を置くなど)

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