カルテや処方箋の「do」ってなに?

カルテや処方箋の「do」ってなに?

病院での用語を教えて

先生、カルテに書いてある『do』って、どういう意味ですか?

体の健康研究家

よく気が付きましたね。『do』は『同上』という意味で、前の単語や内容と同じことを表す時に使います。

病院での用語を教えて

なるほど。『同上』と同じ意味なら、なぜ『do』と書くんですか?

体の健康研究家

それは、『do』は英語の『ditto』の略で、『ditto』は『繰り返し』や『コピー』を意味する言葉だからです。繰り返しを意味する『ditto』を短縮して『do』と書くようになったんですよ。

doとは。

お医者さんや健康に関する言葉で「do」っていうのがあるんだけど、これはお薬の紙とかカルテに書くときに、「同じ」って意味で使う記号のことなんだって。何度も繰り返すとか写すっていう意味の英語の「ditto」っていう言葉がもとになってるんだって。

医療現場で使われる記号「do」

医療現場で使われる記号「do」

病院やクリニックにかかると、医師が書いた処方箋カルテをもらうことがありますね。これらの書類をよく見ると、数字やアルファベット、記号などが書かれていることに気がつくでしょう。医療従事者たちは、これらの文字や記号を使って、患者さんの症状や治療内容などを記録したり、薬の処方を指示したりしています。

これらの記号の中には、私たち一般の人にはあまり馴染みのないものも少なくありません。その一つに、「do」という記号があります。これは一体どんな意味を持つのでしょうか?

「do」は、ラテン語で「与える」という意味の「dare」を省略した言葉です。つまり、「do」と書かれた薬は、「患者さんに与える薬」ということになります。

処方箋には、「1日3回、食後に服用」といった薬の服用方法が指示されていることがあります。この服用方法を示す指示の後に「do」と記されている場合は、「その服用方法で与える量」という意味になります。例えば、「1回2錠、1日3回、食後に服用 do 14日分」と書かれていれば、「1回2錠を1日3回、食後に服用する量を14日分与える」という意味になります。

このように、「do」は、医療現場において、薬の量や服用方法を正しく伝えるために使われる、大切な記号なのです。

略語 意味 説明
do dare (与える) 患者に与える薬であることを示す。
服用方法 do 投与日数 服用方法で与える量 例:1回2錠、1日3回、食後に服用 do 14日分
→1回2錠を1日3回、食後に服用する量を14日分与える。

「do」の意味と由来

「do」の意味と由来

医療現場で頻繁に目にする「do」という言葉。これは一体どのような意味を持つのでしょうか。実はこの「do」は、ラテン語で「同じように」を意味する「ditto」を短縮した形なのです。「ditto」は英語でも使用され、日本語では「同上」や「繰り返し」という意味を持ちます。

では、医療現場ではどのように使われているのでしょうか。例えば、医師が患者のカルテに薬の処方を繰り返し記載する場合を考えてみましょう。同じ薬の名前や服用量、服用方法などを何度も書くのは大変な作業です。このような場合に、前の記述と全く同じ内容であることを示すために「do」が用いられます。つまり、「do」は前の記述と同一の内容を繰り返す際に使われる、医療現場における簡略化のための重要な記号なのです。

このように、一見何気なく使われている「do」という言葉にも、深い歴史と重要な役割が隠されています。医療従事者にとっては、このような言葉の由来や意味を理解しておくことが、正確な情報伝達と業務効率化のために欠かせません。

用語 意味 使用例
do ラテン語 “ditto” (同じように) の短縮形
英語 “ditto” は日本語で “同上” や “繰り返し”
前の記述と同一の内容を繰り返す際に使用
薬の処方内容などを繰り返し記載する場合など

「do」の使用例

「do」の使用例

医療現場では、カルテや処方箋などで正確かつ簡潔に指示を伝えることが重要です。その際に、「do」という単語が効果的に用いられることがあります。

例えば、患者さんの薬の服用方法を伝える際、「朝昼晩 1錠ずつ服用」と記載することがあります。そして、次の行に「do」とだけ書かれている場合、これは「『朝昼晩 1錠ずつ服用』という指示を繰り返す」という意味になります。つまり、「do」があることによって、患者さんは前の指示と同じように薬を服用する必要があることを理解できます。

このように、「do」は前の指示や記述を繰り返す場合に用いられます。これは、繰り返し書き出す手間を省き、カルテや処方箋の内容を簡潔にするのに役立ちます。その結果、医療従事者間での情報伝達がスムーズになり、患者さんへの誤解のない指示が可能になります。特に、毎日同じように薬を服用する必要がある場合などに、「do」は非常に便利な表現と言えるでしょう。

単語 意味 効果
do 前の指示や記述の繰り返し
  • カルテや処方箋の内容を簡潔にする
  • 医療従事者間での情報伝達をスムーズにする
  • 患者さんへの誤解のない指示を可能にする

「do」のもたらす効率性

「do」のもたらす効率性

医療現場において、情報の正確な伝達は非常に重要です。医師や看護師は、患者の症状、検査結果、治療方針などを共有し、適切な医療を提供しなければなりません。しかし、医療現場は常に時間との闘いです。限られた時間の中で、カルテや指示書にすべての情報を詳細に書き記すことは容易ではありません。

そこで、「do」を活用することで、効率的な情報伝達が可能となります。「do」とは、処方箋などで「~を~する」のように指示を出す際に用いられる表現です。この表現を用いることで、例えば「朝昼晩に服用する」を「毎食後に服用する」のように簡潔に表現できます。このように、「do」を活用することで、繰り返しを避け、重要な情報に焦点を当てることができます。

これは、医療従事者の負担軽減にもつながります。簡潔で分かりやすい指示は、指示を受ける側にとっても理解しやすく、誤解やミスを減らすことにもつながります。また、患者にとっても、処方内容が理解しやすくなるというメリットがあります。薬の服用方法などを正しく理解することで、患者は安心して治療を受けることができます。

このように、「do」は医療現場における情報伝達を効率化し、医療従事者と患者の双方にとって多くのメリットをもたらす有効な手段と言えるでしょう。

項目 内容
医療現場における課題 時間的制約の中で、正確な情報伝達を行う必要がある
“do”活用の効果
  • 指示を簡潔に表現できる(例:朝昼晩服用→毎食後服用)
  • 情報の重複を避け、重要な情報に焦点を当てられる
  • 医療従事者の負担軽減
  • 指示を受ける側(医療従事者・患者)の誤解・ミス防止
  • 患者が処方内容を理解しやすくなる
結論 “do”は情報伝達を効率化し、医療従事者・患者双方にメリットをもたらす

まとめ

まとめ

医療現場では、正確かつ迅速な情報伝達が求められます。そのために、様々な略語や記号が用いられていますが、その中でも「do」は特に重要な記号の一つです。

一見すると、その意味を理解することは難しいかもしれません。しかし、「do」は「dosis」の略であり、「用量」を意味します。これは、薬を処方する際に、一回に投与する量を示すために使われます。

例えば、処方箋に「1回1錠、1日3回服用」と記載されている場合、「1回に服用する薬の量」を示すために「do」が使われていることがあります。つまり、「1回1錠、1日3回服用」は「1回あたり1錠の用量で、1日に3回服用する」という意味になります。

このように、「do」は、一見すると分かりにくい記号ですが、薬の服用量を明確に示すという重要な役割を担っています。医療従事者と患者さんの間で、誤解なく情報伝達を行うためにも、このような略語や記号の意味を正しく理解しておくことが大切です。

略語 正式名称 意味 使用例 説明
do dosis 用量 1回1錠、1日3回服用 1回あたり1錠の用量で、1日に3回服用する

Follow me!

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました